子どもの頃にやっていたスポーツはサッカーだけじゃない!ロジャー・フェデラー(スイス/同8位)やラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク2位)、錦織圭(日清食品/同43位)をはじめ多くの男子トップ選手が子どもの頃に、サッカーに親しんでいたのは有名な話。今回は、本日5月5日の“こどもの日”にちなんで、子どもの頃にテニス以外のスポーツをしていたプレーヤーたちを紹介する。また、そのスポーツがどのようにテニスに生かされているかも考えてみたい。【画像】シナーのスキー姿はこちら!
「ロジャーはサッカー選手になると思っていた」クリス・バウワース著の書籍『ロジャー・フェデラー伝』(実業之日本社)によれば、フェデラーが通っていた小学校で校長をしていたテレーザ・フィッシュバッハー氏は「ロジャーはサッカー選手になると思っていました」と語っている。フェデラー自身もサッカー選手になりたいと話していたようだが、球技全般を好きだったとも述べており、卓球、テニス、バスケットボール、サッカーなどを楽しんでいたという。それぞれの競技によって、必要な筋肉の動きは異なるもの。そのため、さまざまな動きを幼いうちに経験しておくことは、テニスだけでは培うことができない筋肉の動きを習得するいい経験となる。フェデラーの素晴らしいプレーの源は、テニス以外のスポーツから習得したものも多く含まれるのだろう。フェデラー以外にも、多くのプレーヤーが幼い頃にサッカーを愛していたのは有名だ。ナダルや錦織もサッカー少年だった。錦織は、IMGでの練習中に設けられた子どもたちからのインタビューで、「なんでテニスプレーヤーになろうと思ったんですか?」という質問に対し、「テニスがうまかったから」としたうえで「本当はサッカーのほうが好きでサッカー選手になりたかったけれど、うまくなかった」と回答している。ランキング急上昇中の19歳
シナーはスキーも超一流!ウインタースポーツのリゾート地である、北イタリアのセストという町で育ったヤニック・シナー(イタリア/同18位)。8歳から12歳まで、イタリアのトップスキーヤーとして活躍していた。一方で、初めてラケットを手にしたのは2歳半の時で、それ以来、テニスもお気に入りのスポーツの一つとして楽しんでいたという。
スキーのスピード感や、レース中の緊張感に慣れ親しんでいるシナーは、13歳で本格的にテニスのトレーニングを始めた際、すでに攻撃的で恐れ知らずのプレーをしたそうで、当時から現在までシナーのコーチを勤めているリカルド・ピアッティ氏を驚かせたという。現在まだ19歳のシナーは、男子テニス界の“ビッグ3”(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー)を含め、誰もがそのポテンシャルの高さを認める存在。そんなシナーのメンタル面やユニークな才能は、スキーによって磨かれたと言えるだろう。
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