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2021.05.06

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次戦“クレーキング”ナダルと戦うポピュリン「ソダーリングの試合を見てみるのもいいかも」[マドリード・オープン]

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ポピュリンが急成長中の19歳・シナーにストレートで勝利

「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦、アレクセイ・ポピュリン(オーストラリア/世界ランク76位)が、第14シードのヤニック・シナー(イタリア/同18位)を7-6(5)、6-2で下し、3回戦に進出。第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同2位)と対戦する。

【画像】ドロップショットにシナー、触れず…ポピュリンがATPマスターズ1000で初のベスト16入り

今大会、予選からの出場となったポピュリンは、1回戦でヤン・レナード・ストルフ(ドイツ/世界ランク40位)に6-3,7-6(4)で勝利。2回戦で、19歳にしてトップ20入りしているシナーと対戦した。

この日の試合では、第1セット第1ゲームでブレークを許してしまったポピュリンだが、シナーのサービング・フォー・ザ・セットとなった4-5でブレークバックに成功。タイブレークに持ち込むと、4連続ポイントなどで接戦の末にセットを奪った。これで勢いづいたポピュリンは、第2セットでもシナーのサービスゲームを3度破り、5-1とすると、最後のサービスゲームではブレークポイントをしのいで、ストレート勝利。ATPマスターズ1000大会で初めてとなる3回戦進出を果たした。

試合後、ポピュリンは「最初のゲームでブレークされても平常心でいられたよ。今年はタイブレークでいい成績が出ていて、自信を持って臨めたし、そこでも平常心でいることを心がけた。たとえ、0-3や2-4になっても自分の戦術を続けた」と、接戦となった第1セットをものにしたキーポイントを語った。

次戦の相手は、“クレーキング”ナダルだ。ポピュリンは、「とにかく楽しみたい。彼はクレーコートで歴代最高の選手。2009年に彼が敗れたソダーリング(スウェーデン/元世界ランク4位/全仏オープンでナダルに初めて勝利した選手)の試合を見てみるのもいいかもしれない(笑) 何かヒントを得られるかもね」と対戦を楽しみに。また、「彼の好きなコートであっても、僕は彼と対戦できるレベルを持っていると信じている。すべての環境が彼に有利な状況だが、僕はかませ犬であることを気にしないよ。僕はキャリアのほとんどがそうだった」と語った。

相手はクレーコートでの通算勝率が9割を超えるレジェンドだが、今年は背中に不安を抱えており、ATPマスターズ1000モンテカルロ大会では、準々決勝で敗退している。果たしてポピュリンが、番狂わせを起こすことができるのだろうか。

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