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2021.05.14

テクニック

フェデラーの片手バックはこうやって打つ! 鈴木貴男プロによるテクニック解説(1) [リバイバル記事]

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〈Point 2〉
次のプレーを考えて「つま先の向き」を変える

バックハンドを打つうえで、つま先の向きは非常に重要です。ステップした場合、基本的に人間はつま先が向いている方向にしか動けません。ですから、その後の動きを考えてステップする必要があります。

大別すると、フェデラーには2種類のステップがあります。自分から攻撃的に打っていく場合、前方向に詰めることも考えるべきなので、『やや前向き』に大きくステップしています。しかし、深いボールをパッシングショットするような時は、何よりショットを完成させることを第一に優先すべき。こういう時は『横向き(ベースラインと平行)』に小さくステップして、より精度を高めます。

次にどういうプレーをするのか想定して、つま先の向きを決めましょう。


攻撃的に打つことができ、次に前に詰める可能性がある時
⇒右足のつま先を「やや前向き」に!!





逆を言えば、つま先を前向きにして打てる時は、攻撃が可能な時とも言える


いい状況ではなく、ショットの精度を優先したい時
⇒右足のつま先を「横向き」に!!





守備的状況ではつま先を横向きにし、ショットの成立を最優先


《ココも参考にしよう!》
ヘッドを立てるのは、
当たり前だが、大きな意味がある



片手打ちの構えで、ヘッドを立てるのはオーソドックスで、フェデラーももちろんやっています。ヘッドを立てることで、(スイングの際)ヘッドダウン→フォワードスイングという流れができる、というメリットが一つ。また、フォアハンド同様に、面の位置にボールがくるように構えることで、インパクトの調整がしやすくなります。



【次の記事】フェデラーのフォアハンドはこうやって打つ! 鈴木貴男プロによるテクニック解説(2) [リバイバル記事]



【関連記事】フェデラーのショットはこうやって打つ! フェデラーのテクニック(技術)を解説した記事8つを紹介[リバイバル記事]

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解説写真=山岡邦彦(NBP)、フェデラー写真=石塚康隆(NBP)、田沼武男