close

2021.05.14

選手情報

ティエムから金星!! ソネゴが母国でベスト8進出を決める[イタリア国際]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

クレー巧者、ティエムから
金星を挙げたソネゴ


「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦、地元イタリアのロレンツォ・ソネゴ(イタリア/世界ランク33位)は、第4シードのドミニク・ティエム(オーストリア/同4位)と対戦。3時間28分というロングマッチとなったが、6-4、6(5)-7、7-6(5)で番狂わせを起こした。
ソネゴにとって、キャリア2度目のトップ10選手からの勝利である(2020年ATP500ウィーン大会で同1位のノバク・ジョコビッチに勝利)。


【動画】ソネゴvs.ティエムマッチハイライト


第1セット、先にブレークを果たして6-4で先取したソネゴ。第2セットは、互いにキープが続いてタイブレークに。そこでミニブレークを2つ奪ったティエムが、7-5でセットを取り返す。

イタリアは22時以降、外出禁止となっているため、第3セットは観客がいない中で行われた。その第3セットは、互いに2ブレークずつ奪い合って、またもタイブレークへ。すると5オール、ティエムはダウン・ザ・ラインにフォアハンドを打ち込むと、ネットに詰める。このボールをソネゴは、スライスで対応したが、ティエムのローボレーはネットに。マッチポイントを握ると、ソネゴはアドコートからワイドにサーブを放つ。そのリターンがアウトになり、ソネゴが金星を挙げた。ソネゴが129ポイントに対して、ティエムが123ポイント。僅差の試合だった。

「アメージングだよ。2セットまで、イタリアのファンとともに戦うことができ、ローマでこんな信じられない瞬間を迎えられた。勝利できてハッピーだ。ティエムは、(ラファエル・)ナダルと並んでクレーコートのベストプレーヤーだからね。3セット目は、ファンがいなくなった。でもチームがサポートしてくれた」とオンコート・インタビューで語ったソネゴ。

続く準々決勝では、第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア/同7位)と対戦する。ベスト8に残った唯一のイタリア人の快進撃はどこまで続くか、次戦も注目である。


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録