close

2021.05.17

選手情報

史上最年少世界1位!! 車いすテニス・小田凱人インタビュー!「誰も抜かせないような記録を出せた」

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存


Q.4月中旬からトルコで戦ってきましたが、ご自身の出来はどうでしたか?

「出た大会の上位シードには日本人もいて、海外の知らない選手も多くいました。日本のトップの選手は見たことがあり、プレースタイルはわかりますが、海外の選手は見たこともなかったしプレースタイルもわからなかった。そういう中で、危ないところもありましたが、自分のすべきことができたので、それは自分としても評価できるかなと思います」

Q.シニアのシングルス、ダブルス、ジュニアと3種目に出ていて大変だったと思います。手応えや印象的な試合はありましたか?

「ジュニアの方は危なげなく勝ててホッとしていますし、シニアの方では齋田悟司(シグマクス/パラリンピック6大会連続出場中)選手との試合が印象的でした。日本の車いすテニスのレジェンドとしてやってきて、今まで3、4回ぐらい当たって全然勝てませんでした。それがこの遠征で2回対戦し、両方勝てたというのは振り返ってみるとめちゃめちゃうれしいです。

僕が車いすテニスを始めた時がリオ五輪ぐらいで、そこに国枝慎吾選手と組んで出ていたのを見て、すごい選手なんだなと思っていました。国枝選手の前から車いすテニスを作り上げてきた人で、そういうすごい人としか見ることができませんでした。なので、話すのも緊張するし、普段ご飯を一緒に食べさせてもらうこともあって、学ぶこともたくさんあります。そういう人に勝てたというのが何よりもうれしいです」

Q.トルコ遠征では3大会でかなりの勝利数を上げています(シニア単複、ジュニア合わせて27勝)。その要因となった自分の武器は何でしょうか?

「このトルコ遠征に関しては、自分のメンタルにおいて、良いコンディションのまま試合を進められたのが、一番大きいかなと思います。それと今回、帯同コーチに試合のビデオ、スコアをつけてもらっていて、一試合一試合研究しながらやっていたんですけど、その中でファーストサーブの確率がほとんどの試合で安定して70、80%をキープしたまま試合を運べたのは良かったですね。自分のプレーが安定し、相手のメンタルを崩すというところにもつながっていて、試合中にそれを感じることもできました。自分の調子が上がっていくのも肌で感じたので、それは良かったと思います」

Q.得られた課題は何でしょうか?

「初めての相手と当たって、ランキングが高い人だと何もわからない状態なので、やはり怖いですね。どんな選手なのかわからないということがあります。負ける怖さではなく、どんな選手なのかというのがわからないままプレーして、そこに対して自分が優位に立った時に勝ちビビりというか、自分のプレーが緩んでしまったのがあったので、それは直さないといけないなと思います」

Q.昨年1月のフランス遠征以来の海外ですが、トルコの環境はどうですか? まだこれからも遠征が続くそうですが。

「4月12日に日本を出発したので約1ヵ月が経ちますが、リラックスできています。今自分がいるところが大きな施設みたいになっていて、大会の会場は別のアカデミーなんですけど、ここにはテニスコートもあって、その他にジムや海も近くにあって、自然も豊か。今までにない環境でテニスができていて、ご飯がおいしくて、ストレスなく過ごせています(笑) 今トルコの新型コロナウイルスの感染者は、増えてきていて国内はロックダウンになっています。ただ、この施設と試合会場の行き来は許可が下りています」

Q.好環境もいい結果につながっているわけですね。シニアとジュニアを戦う中で工夫していることは何でしょうか?

「自分は気持ちを切り替えたりはせずに、全力で挑んでいました。ただ、すべての試合を全力で戦うと、一日4試合あったりもするので、最後の試合はメンタル、体力も落ちてしまいます。なので、リードした時にはしっかり入れていくように自分のテニスを変えて、なるべく自分が走らないテニス、体力やメンタルが追い込まれないテニスというのを調整してできたかなと思う」

Q.コロナで大会がなかった時にトレーニングしてきたからというのもあるのでしょうか?

「ありますね。やっぱりコロナ禍にランニングとか筋力トレーニングで体力アップもしたし、柔軟にテニスをすることも学べた。両方がうまく噛み合わさって自分のプレーが維持できたのかなと思います」

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録