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2021.05.17

選手情報

史上最年少世界1位!! 車いすテニス・小田凱人インタビュー!「誰も抜かせないような記録を出せた」

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Q.ただ、試合としては昨年1月のフランス以来でした。不安はありませんでしたか?

「最初の試合は少しありました。相手がシードで、もちろん負けるとは思わなかったけど、自分のプレーがいい方向に持っていけるのか、感覚つかめずダメなのかというのは、試合前に考えましたね」

Q.日本の車いすテニスでは、国枝選手がトップにいます。ジュニアで世界ランキング1位になって、「次は自分だ!」という気持ちやプレッシャーは感じますか?

「プレッシャーとかは感じてないです。もちろん責任感を持って戦っていますが、自分がやりたいことをどんどんやるのが重要だと思っています。他人と比べるのが嫌いで、自分なりに好きなようにやればいいと思っています。他人と比べて、どこか欠けていると思うのは好きではなく、テニスでも他の事でも一緒です。世界1位になって何か変わるかと言ったら変わらないし、次の試合に集中するということだけを考えています」

Q.自分のどんなところを見てほしいですか?

「こういうインタビューで自分の思いを伝えることも重要だと思いますが、まずは自分のプレーを見てもらって、自分を知ってもらいたい。ただ打って返しただけのポイントを取るのではなく、いろんなワザを使ったり、魅せるプレーを意識してやっているところはあるので、そこを見てもらいたいですね。勝つのは当たり前として、勝ち方というのを見てもらいたい」

Q.5月中旬からまたトルコで大会が始まりますが、練習はどのようにしていますか?

「日程が少し空いて、多くの日本人選手が帰ってしまい、トルコには僕と眞田卓(凸版印刷/ITF車いすテニスランキング10位)選手がいます。今まで練習したことがなくて、初めて打たせてもらいましたが、ランキングでもトップ10にいる選手で、プレーはもちろんですけど、それ以外にも細かいところでトップの選手の姿を見せていただけるので、いい経験になります」

Q.最後に目標を教えてください。

「15歳になりますが、自分が世界で戦っているというのを同じ世代の人たちに自分のプレーを見てもらいたいです。また、それ以外に自分と同じ病気で入院している子たちが、『小田選手みたいになりたい』と思ってもらえるようになりたいと考えるようになって、最近頑張っています」

Q.まさに、小田選手にとっての国枝選手のような存在になりたいということですね。

「そうですね。僕も国枝選手を見て車いすテニスを始めましたし、そういう意味で国枝選手を尊敬しています。国枝選手が憧れというか、みんなが車いすテニスといえば“国枝慎吾”と言う存在感が尊敬できるところ。それに僕も近づけるように目指していきたいと思っています」

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