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2021.05.22

選手情報

親がテニス選手やコーチだったトッププロ選手たち。テニス以外のアスリートだったケースもあり

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親がテニス以外のスポーツのアスリートだった選手

アンドレイ・ルブレフ(ロシア/世界ランク7位)の父はプロボクサー。そして、母、姉もテニスコーチというアスリート一家である。

ルブレフは、3歳でテニスを始めた。ジュニア時代、2014年全仏オープン男子ジュニアシングルスで優勝し、同年にプロ転向。父の影響もあり、“趣味はボクシング”というルブレフ。ボクシングから規律を学んだとも語っている。かなり攻撃的なストロークを打つスタイルは、そんなところも影響しているのかも!?

テニス以外のアスリートということでは、ラファエル・ナダル(スペイン/同3位)もそうだ。ナダルにテニスを教えたのがトニ・ナダル氏であることは有名だ。しかし、トニ氏の兄弟にあたるミゲル・ナダル氏は、FCバルセロナ、レアル・マヨルカでプレーし、スペイン代表になったこともある元プロサッカー選手である。直接的ではないものの、アスリートとしての遺伝子がナダル家にはあるのだろう。

テニスコーチのみならず、親族に元プロサッカー選手までいるナダルは、職業としてスポーツを選択するということに早くから馴染みがあったと言えるだろう。

テニスコーチやアスリートの親を持って得することとは?

親がテニスについての理解が深ければ、テニスの道を志す子供にとってなにより心強い味方となる。初歩的なテクニックを早い段階で習得し、幼少期にやっておくべき運動やけがの防止方法についても知識があるだろう。一方、デメリットも考えられる。親がテニスについてよく知っているがゆえに、つい口出しをしてしまい、本人のやる気や興味が失われてしまうケースだ。これはテニスコーチに限らず、多くの親がやってしまうことでもある。

とはいえ、やはり親がテニスに限らずスポーツにおいて高いレベルまで知っていることは子供にとって大変有利と言える。もしも子供がテニスプロを目指していて、自分はテニスに関して何も知らないという場合は今からでも遅くはない。学べば学ぶほど、子供にとっては大きなメリットとなるだろう。

テニスは、ITFのシニアツアーに90歳以上のカテゴリーが存在するほど、人生において長く楽しめるスポーツである。子供と共にプレーすることも可能であるため、親がテニスを好きな場合は子供も自然に始めやすいスポーツであると言える。トッププロたちがテニスを愛する両親から学んできた知識や経験は、家族での思い出が詰まったかけがえのないものに違いない。

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