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2021.05.28

選手情報

西岡良仁、準々決勝でコルダに敗れベスト4入りならず。全仏で「しっかり勝ち上がりたい」[エミリア・ロマーニャ・オープン]

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西岡良仁、コルダにストレートで敗れベスト4入りならず「ひたすら良いショットを打ち続けてきた」

「エミリア・ロマーニャ・オープン」(イタリア・パルマ/ATP250)シングルス準々決勝、第8シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク60位)は、ノーシードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同63位)に3-6、3-6のストレートで破れ、ベスト4入りとはならなかった。

【動画】西岡良仁、世界63位のコルダにストレートで敗戦 マッチハイライト

今大会の初戦でサム・クエリー(アメリカ/同67位)をフルセットで下した西岡は、2回戦でイタリア期待の若手の一人であるロレンツォ・ムゼッティ(同76位)を6-3、6-2で破り、前週に続きベスト8入り。好調をキープしている。

この日の対戦相手は、将来を期待される若手で20歳のコルダ。シーズン開幕戦のATP250デルレイビーチ大会で初めてツアー決勝の舞台を経験すると、3月のATPマスターズ1000マイアミ大会では、ベスト4に進出。コルダについて、西岡は「クレーコートは好きじゃないと思うが、若手として勢いもあるし、何よりボールを強打できる能力が高い。一発の怖さがある」と警戒していた。

この日の試合、第1セットで最初のサービスゲームを落とした西岡は、コルダを左右に振り、ミスを引き出そうとしたが、コルダも丁寧なプレーを見せてブレークを許さず。第1セットの最終ポイントではコルダのフォアハンドが際どい判定となり、不満を示した西岡だったが、判定は変わらずインのまま。西岡は3-6でセットを落としてしまう。

続く第2セット、第1ゲームをブレークされた西岡だったが、直後のゲームですかさずブレークバック。その後、互いに一歩も譲らずキープを続けたものの、3-3の第7ゲームで再びブレークを許すと、第9ゲームでもサービスゲームを破られ、ストレートで敗れた。

試合後、西岡は「彼(コルダ)がまったく崩れずひたすら良いショットを打ち続けてきた。良いボールを打ってくるのをわかっていたが、(ショットの)確率も高くて、終始コースも安定して良いプレーだった。自分のプレーがすごい悪いというよりは、彼が良いプレーをしていた」と、コルダのプレーを称えた。



2020年2月以来となるツアー大会ベスト4とはならなかった西岡だが、クレーコート・シーズンに入ってから試合数を重ね、プレーの質も上がってきた。自身でも調子の良さを感じているようで、「気持ち的にいい感じでノッていて、メンタル的に良い状態。その分、疲労感も感じていない」とプレーのクオリティ、フィジカル面での不安はなく、30日に開幕する全仏オープンを迎えられそうだ。

その全仏オープンの初戦で西岡が対戦するのは、地元フランスのジョー・ウィルフリード・ツォンガ(同75位)。前週のATP250リヨン大会と今大会で地元選手と敵地の中で戦った西岡は、「またアウェイの選手という(笑)」と苦笑したが、「(アウェイに)気持ち的に辛い試合が多くなるが、テニスとしてはかなり上がっているし、ここ(パルマ)より全仏は跳ねないと思うので、楽だと思う。ツォンガ選手との対戦は初めてだが、左利きはそんなに好きではないと思うし、やり方によってはチャンスはある。彼のいいプレーもあると思うが、しっかりと今のいい状況のまま、しっかりと勝ち上がっていきたい」と語った。

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