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2021.06.03

選手情報

<一問一答>錦織圭、2試合連続の死闘制すも「完全に攻めの気持ちではなかった」[全仏オープン]

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Q.かなり風が強かったですが、それに対してどのように戦術を変更したのでしょうか?

「後半は(風が)引いてきましたね。そのおかげで多少やりやすくなりましたけど、自分のストレスになったかというとずっと考えながらプレーしていた。ここまで風が強いのも…フレンチ(・オープン)ではたまにあるか。結構強かったですね。風上、風下がはっきりしていて、風下の時はトスを上げたら打点が後ろになっちゃう時がいくつかあったので、自分のサーブが弱いぶん、そこの差はちょっと感じたかなと思います。サーブの時のアドバンテージはあっちが多少あったのかなと思いますけど、最後の方は(風が)なくなってくれてよかったです」

Q.20位前後の選手には勝てていますが、自分の立ち位置としてはどのぐらいと実感していますか?

「この2試合がタフなのであれですけど、ここに来る前は…トップ10は言い過ぎか、20位ぐらいにはいるような雰囲気ではいましたけどね。これは毎週変わるかもしれないですけど、気持ち的な面では。トップ10にももう少しだし、トップ20以下に確実に勝てるようになってきているのはかなり成長ではあります」

Q.3セット目を落として流れ的にきつかったと思いますが、その時のプレー面や心理面でどのように立て直そうと考えていたのでしょうか?

「3セット目を落としたのは非常に今日はストレス。3セット目の最初に先にブレークを許して、取りきれなかったところが一番悔やむところかなと思います。3セット目を取られて、ぼう然としていましたね。また5セット戦うのかというのと、戦いたいかと自分に問いかけた時になかなか答えが出なかったので、ちょっと魂が抜けたというか、あの場面は辛かったですね。それでもこうやって勝つというのは、そこは自分がすごいなと思います。魂が抜けた状態で戦って4セット目を取って、体が動きたくないけど動いちゃうというのが。そこはすごいなと思いますけど、反省すべき点は今日もたくさんありましたね」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma