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2021.06.03

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優勝候補の一角チチパス、2回戦をストレート勝ちも「数字以上に、とてもタフな内容だった」[全仏オープン]

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15本もブレークポイントを
握られたチチパス

6月2日、全仏オープン男子シングルス2回戦、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク5位)は、ペドロ・マルチネス(スペイン/同103位)と対戦。6-3、6-4、6-3で勝利し、3回戦にコマを進めた。

【動画】チチパスvs.マルチネス2回戦ハイライト&記者会見


第1セット、先にブレークを奪ったのはマルチネスだった。第3ゲーム、第4ゲームと互いにブレークチャンスを手にしたが、あと1ポイントが奪えず。2オールで迎えた第5ゲームでチチパスは先にブレークを許してしまう。しかし、直後のゲームでブレークバックすると、4-3で迎えた第8ゲームで2度目のブレークを果たして6-3でセットを先取する。
続く第2セットも、チチパスは第2ゲームで先にブレークを許す。しかし、直後のゲーム、第9ゲームでブレークして6-4でセットを連取した。第3セットでも、2ブレークを許すことになったが、逆に4ブレークを奪って勝利を果たしている。

ストレートでの勝利。数字上は一方的だが、マルチネスの粘り、切り返しの上手さもあって、チチパスは15本のブレークポイントを握られ、その内4ブレークを許した。だからこそ「いい試合だったし、互いに素晴らしいファイトだったと思う。3セットで終わった試合だけど、その数字以上に、とてもタフな内容だった」と振り返っている。

続く3回戦、チチパスは第31シードのジョン・イズナー(アメリカ/同34位)と対戦する。対戦成績は3勝2敗。ビッグサーブを持つイズナーに対して、チチパスは「良いサーブを打ってくることは、もちろん知っているし、彼はクレーが好きな方だと思う。やるべきことをしっかりやること。それと、(サーブへの)対処方法を見つける必要がある」と語っている。

今シーズン、ATPマスターズ1000モンテカルロ大会、ATP250リヨン大会とクレーコートで2つのタイトルを獲得しているチチパスは、今大会の優勝候補の一人と言われる。続く3回戦はどんな戦いになるか、注目したい。

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Photo by Takeo Tanuma