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2021.06.08

選手情報

シュワルツマンが強打のストルフを退けて全仏3度目のベスト8入り。ナダルとの次戦は「ハッピーではない(笑)」 [全仏オープン]

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全仏オープンで復調を見せている
シュワルツマンが準々決勝進出


6月7日、全仏オープン9日目、男子シングルス4回戦、第10シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/世界ランク10位)は、ヤン・レナード・ストルフ(ドイツ/同42位)と対戦。7-6(9)、6-4、7-5で勝利。全仏オープンで3度目となるベスト8進出を果たした。

【動画】シュワルツマンが見せたリターンエース


クレーコートを得意とするシュワルツマンだが、今季に限っては低調で、ATP500バルセロナ大会でベスト8となったほかは、4大会で初戦敗退。本来の力を発揮できていなかったが、今大会では無事勝ち上がっている。しかし、この試合はストルフの強烈なサーブ、強打もあって簡単な試合とは行かなかった。

第1セット、第4・第6ゲームでブレークを奪ったシュワルツマン。5-1としてサービング・フォー・ザ・セットを迎え、4度セットポイントを迎えたが、取り切れず。ブレークを許すと、第9ゲームでもブレークを許してタイブレークに突入。3度ミニブレークを許すも、4度ミニブレークして11-9でセットを先取する。第2セット、第3セット共にも2ブレークを許したものの、3ブレークして締めた。

ストルフは13本のサービスエースを決め、ファーストサーブでは64%のポイント取得率を記録。だが、シュワルツマンはセカンドサーブで53%と着実にポイントにし、勝負どころでうまくブレークしてみせた。

「私はこの国が大好き。パリが大好き。私のベスト・テニスはいつもここにある。いいクレーシーズンを過ごせていなかったけれど、ここに来て、またすごく気分が良くなったんだ。準々決勝に戻ってこられたことはとてもハッピーだ。次のラウンドで、ラファと戦うことになったら、まったくハッピーではないけどね(笑) でも、頑張ってみるよ」とオンコート・インタビューで答えたシュワルツマンは、続く準々決勝では、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)と対戦する。過去1勝10敗、全仏オープンでは2018年大会にフルセットで、2020年大会にストレートでそれぞれ敗れている。

「ラファと対戦した時は、最初は試合に勝つこと、チャンスを掴むことを考えながらコートの中に入る。でも、(重要なことは)ラファがネットの反対側にいることを考えないで、他のことを考えることだ」と、大事なのは自分なんだとシュワルツマン。加えて「この大会でラファとプレーをするのはいい機会。常に良い挑戦になるし、自分の良さを知る機会だ」と対戦が楽しみだと語っている。

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Photo by Takeo Tanuma