close

2021.06.08

選手情報

メドベデフ、チチパス、ズベレフが登場。準決勝に勝ち残るは誰だ!? 大会10日目の見どころ[全仏オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

センターコート4試合は
どれも見逃せない一戦に


6月8日、全仏オープン10日目は男女シングルス準々決勝に突入。センターコート、コート・フィリップ・シャトリエを舞台にボトムハーフから試合が行われる。

【画像】全仏オープン10日目の試合予定表をチェック


第1試合(日本時間19時試合開始)は、第33シードのパウラ・バドサ(スペイン/世界ランク35位)とタマラ・ジダンセク(スロベニア/同85位)の対決。
前回大会ベスト16入りを果たしているバドサは、今季のクレーコートシーズンで、世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)など、同サーフェスでの強さを見せつけている。対するジダンセクは、1回戦で元US女王のビアンカ・アンドレスク(カナダ/同7位)を倒し、今大会注目を浴びている選手。トップシードが次々と倒れている中では彼女たちも優勝候補と言える。共にクレーコートを得意とする23歳同士、どちらに軍配が上がるだろうか!?

第2試合は、第21シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン/同22位)と第31シードのアナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア/同32位)の戦い。
4回戦で元女王セリーナ・ウイリアムズ(アメリカ/世界ランク8位)をストレートで退けた21歳のリバキナは、サイズ(184cm)を活かした強打が売り。対する29歳のベテラン、パブリチェンコワもパワフルなストロークが武器の選手。激しい打ち合いとなることは必至だろう。いかに相手の強打を封じ、リズムを狂わせるか、両者の戦略面も楽しみな戦いとなる。

第3試合(日本時間23時以降試合開始予定)は、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)とアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同46位)の戦い。
4回戦で錦織圭(日清食品/世界ランク49位)にストレート勝ちを果たしたズベレフの充実のプレーぶりは言わずもがな。一方のダビドビッチ・フォキナは、今年のクレーコート・シーズンでマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同10位)やグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同17位)を破るなど自信を付けてきている。キャリア初のGSベスト8となって、勢いもあるはず。ズベレフ優位と見るべきではあるが、番狂わせが起こる可能性はないとは言えないだろう。

そしてナイトマッチで行われる第4試合(日本時間9日朝4時以降開始予定)は、第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)と第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク5位)の一戦。
ライバル同士ではあるが、対戦成績はメドベデフが6勝1敗とリードしている。この前哨戦まで“クレーは苦手”と公言していたメドベデフだが、全仏で初めて1回戦を突破すると準々決勝まで到達。「ローランギャロスでは、ハードコートのようにプレーすればいいと学んだんだ。クレーでもうまく動けるということを理解したよ」と語るなど、急に自信をつけている。対するチチパスも、クレーコートで最も高い勝率(73.6%)を残しているだけに自信もある。共に強打と見事な切り返しを得意とする選手だけに、見応え満点な試合となるはずだ。

そしてジュニアの部、13番コート第3試合で長谷川愛依(名古屋LTC)の女子ダブルスがある。

■全仏オープン第10日目(6/8)注目ゲーム

【コート・フィリップ・シャトリエ】
第1試合[女子シングルス準々決勝(日本時間19時試合開始)]:パウラ・バドサ(スペイン)[33]×タマラ・ジダンセク(スロベニア)

第2試合[女子シングルス準々決勝]:エレナ・リバキナ(カザフスタン)[21]×アナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア)[31]

第3試合[男子シングルス準々決勝(日本時間23時以降試合開始予定)]:アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[6]×アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)

第4試合[男子シングルス準々決勝(日本時間9日朝4時以降開始予定)]:ダニール・メドベデフ(ロシア)[2]×ステファノス・チチパス(ギリシャ)[5]

【13番コート】
第3試合[ジュニア女子ダブルス1回戦]:長谷川愛依(名古屋LTC)/バレンシア・シェイ(アメリカ)×オセアン・バベル(フランス)/ソラナ・シエラ(アルゼンチン)
※[]はシード順位

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録