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2021.06.09

選手情報

敗退のメドベデフ、無観客試合に「100%残念。人よりAmazonを選んだのだろうね」と大会を皮肉る[全仏オープン]

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「現金は王様だからね」と
皮肉を言ったメドベデフ


6月8日、男子シングルス準々決勝で第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク5位)に敗れた第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)。

【動画】最後のポイントについて会見で話すメドベデフ


その記者会見で、観客のいないナイトマッチで試合が行われたことについて“無観客は残念だったか?”と質問されると、「100%(残念)だ」と回答。さらに「我々の試合は、今日の注目ゲームだろう。そしてローランギャロスは、人(観客)ではなくAmazonを選んだのだろうね。簡単なことだよ」と語った。

今大会は、全仏オープンで初めてナイトマッチが行われた記念すべき大会。そして、その模様は、フランス国内ではAmazonプライム(有料会員プログラム)でのみ放映されているという。

メドベデフは、今大会ナイトマッチ2試合をこなしたから、余計に不満もあるのだろう。自身が見ているというF1のドキュメンタリー映画のタイトルになぞらえて、「キャッシュ・イズ・キング(現金は王様)だからね」と大会に向けて語った。

フランスのスターであるジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス/同77位)やガンから復活を果たしたカルラ・スアレス・ナバロ(スペイン/同118位)の試合など、最後の全仏オープンになる可能性がある選手を、なぜ観客が入れないナイトマッチにするのかということで、批判も出ていた。

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Photo by Takeo Tanuma