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2021.06.15

メーカーズボイス

St.Christopher[セントクリストファー]、2021秋冬シーズン先行情報が明らかに

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ファッションに多大な影響を
与えてきた「テニス」のアウトフィット

テニスの起源は諸説ある。紀元前のエジプトには、数人でボールを打つ様が壁画に描かれていたという話もある。一般的には11世紀のフランスで考案された「ジュ・ドゥポーム」がテニスの原型と言われる。

当時、テニスの原型を楽しんでいたのは、王侯貴族の人間たちと言われる。そういった成り立ちがあるからだろうか、テニスというのは「アウトフィット」にこだわりを持つスポーツでもある。



テニスの原型と言われるジュ・ドゥポーム


例えば、ウィンブルドンが白を基調としたウエアでなければいけないのは有名な話である。そのほか、多くの人が知るブランドも数多い。
チルデンセーター(実は和製英語)は、1920年代に活躍したビル・チルデン(イギリス/グランドスラム10度優勝)が着用していたところから、有名になったと言われているし、ワニのロゴで有名な「ラコステ」は、フランス四銃士の一人、ルネ・ラコステが創設者だ。フレッド・ペリー(イギリス/1930年代にグランドスラム8度優勝)が作ったフレッド・ペリーなんかもある。1980年代には、ビヨン・ボルグ(スウェーデン)の活躍からFILAが流行した。さらにシューズでは、アディダスの「スタンスミス」「ロッドレーバー」といった往年の名プレーヤーの名を冠したモデルもある。

現代では、よりスポーティで機能的なウエア、シューズでプレーすることがあたりまえとなってきてはいる。だが、そこにセンスやエレガントさといったテニスが元々持っていたエッセンスを持ち合わせているものは、やはり人気を博している。

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