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2021.06.21

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世界ランク9位ベレッティーニが歓喜のATP500初優勝 「夢がかなったよ」[シンチ選手権]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

第3セットでチャンスを
ものにしたベレッティーニ


6月20日、「シンチ選手権」(イギリス・ロンドン/ATP500)、第1シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/世界ランク9位)は決勝で、キャメロン・ノリー(イギリス/同41位)と対戦。6-4、6-7(5)、6-3で勝利してキャリア初のATP500優勝を成し遂げた。初参加での優勝は、1985年のボリス・ベッカー(ドイツ)以来だという。

【動画】ベレッティーニ決勝ハイライト&セレモニー


地元の大声援を受けたノリーの好プレーもあって、試合は拮抗した展開となった。ノリーは、サービスゲームで前でストロークを左右に展開してポイントをあげていくと、ベレッティーニも彼らしいパワフルなトップスピンで応酬していく。
第1セットでブレークポイントは両者合わせて1つのみ。その第5ゲーム、30-40とベレッティーニがチャンスを迎えると、ノリーはここでダブルフォールト。そのまま6-4でベレッティーニがセットを先取する。

続く第2セットは互いにオールキープし、タイブレークに。そこでノリーが1本ミニブレークを奪ってセットを取り返す。第3セットも激しい打ち合いとなったが、ラリーで押していたのはベレッティーニ。第6ゲームで2つあったブレークポイントはものにできなかったが、第8ゲームで再びブレークチャンスを迎える。ここでベレッティーニが放ったバックハンドがコート深くに入ってノリーの返球がネット。ブレークに成功して5-3とすると、続くゲームをキープしてベレッティーニが勝利を決めた。

過去4度ツアー優勝を経験しているベレッティーニだが、ATP500のタイトルは初。おまけにレジェンドのベッカーと同じく初出場で優勝を成し遂げたとあって、「信じられない1週間だ。その(ベッカーの)名前を考えるとクレージーなことだよ。この大会でプレーすることは夢見ていたこと。子供のころに見ていた大会のトロフィーを掲げるとは。夢がかなったよ」「間違いなく本当に素晴らしい1週間だった。大会に勝てたということは、いいプレーができたということ。その試合毎にレベルを上げることができたと思う。今日は、特に私のベスト・テニスが必要だった。特に重要なポイントではね。全体的に素晴らしいパフォーマンスができてハッピーだ」と歓喜に満ちたスピーチを行った。

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Photo by Takeo Tanuma