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2021.06.30

選手情報

西岡良仁、3時間17分の激戦を制す。数少ないチャンスをものにし、イズナーにフルセットで勝利[ウィンブルドン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

試合を通じて集中力を維持
安定感あるテニスで西岡が勝利


6月30日、ウィンブルドン男子シングルス1回戦、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク57位)は、第28シードのジョン・イズナー(アメリカ/同33位)と対戦。7-6(5)、2-6、6-3、6(3)-7、6-4で勝利し、2回戦進出を決めた。

【画像】ウィンブルドン男子シングルストーナメント表


2週連続ベスト8と結果を残して臨んだ全仏オープンでは、2回戦でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に敗戦。2週休みを挟んで、ウィンブルドン前哨戦のATP250イーストボーン(1回戦敗退)に出場し、今大会に臨んでいる西岡。初戦の相手、イズナーとは過去0勝1敗。ビッグサーバー有利と言われる芝で、西岡はどんなテニスを展開するのかに注目が集まった。

試合はイズナーのサーブからスタート。西岡は、コート後方に構えてブロックリターンで返しながら、ストロークで粘ってミスを誘おうとする。しかし、イズナーはファーストサーブを高確率で入れていき、西岡にとって我慢の時間が続く。

ブレークポイントは、イズナーが握った1本のみ。互いにブレークを許さず、タイブレークに突入する。互いにミニブレークを許さず、西岡が6-5でセットポイントを迎える。西岡は、セカンドサーブを叩き、さらにパッシングショットに成功。7-6(5)で第1セットを先取する。このセット、西岡のアンフォーストエラーはわずか4本(イズナーは21本)、ほぼ完璧なプレーを見せた。

第2セット、西岡は第3ゲームでこの試合で初めてブレークを許す。すると第5ゲームでもブレークを許し、第2セットは2-6で落とす。

第3セットも立ち上がりから拮抗した展開となったが、第6ゲーム、西岡は30-40とブレークポイントを握ると、イズナーがここでダブルフォールト。今度は先にブレークに成功。そのリードを守って、第3セットを6-3で奪う。

第4セットも、この試合を象徴するような展開で互いにブレークを許さず。タイブレークに突入すると、イズナーに2本のミニブレークを許して6(3)-7。そして勝負の第5セットに突入する。5-4で迎えたリターンゲームで、西岡はマッチポイントを迎える。1本目は凌がれたものの、2本目のマッチポイントで西岡がパッシングショットを決めて6-4、3時間17分の勝負にケリを付けた。

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