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2021.07.05

ジュニア選手

ウィンブルドンJr.帯同コーチが語るグランドスラムJr.出場に必要なこと〔アジア通信〕

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グランドスラムジュニア出場を目指すために必要なこと

一方、日本のジュニアにとって、新しいポイントシステムがスタートしたことにより、ランキングの動きが激しくなったため、日本からグランドスラムを目指すには、かなりの時間が必要となりました。ジュニアと言えども、ランキングで上位200名のグランドスラムジュニアを狙える圏内に入るためには、プロと同じ構造上の厳しさになったと感じています。

全国大会の予選に4~5ヵ月を費やす日本のジュニアにとって、グランドスラムまでの距離は非常に遠い存在になったと言っても過言ではありません。国内のITFジュニアG5で勝利を重ねていても、G2以上の出場可能のランクに届いてきたら、スケジュールを立ててツアーを回らなければ、高いポイント保有をしているトップグループとの差が縮めることは難しいでしょう。特に、全仏オープンからUSオープンまでのグランドスラム3大会の時期は、グレードの高い大会で勝ち星を積み重ねなければ、出場権を手にすることが難しくなります。

実際、長谷川も、2月の南米遠征で49位までランクを上げましたが、全仏オープンまでの出場大会を2大会のみにしただけで、64位までランクが急落。ギリギリで出場権を手にした状況でした。つまり、日本の全国大会とグランドスラムジュニアの2つを追いかけることが困難になったと言える状況になってしまいました。 大事なことは、国内の大会スケジュールと海外へのトライをバランスよく考えること。進学を含め、将来のビジョンに合った活動ができるといいと思っています。


文・写真:沢田昌昭
「Team Macy Project」(タイ・日本代表)。98年にバンコクでMMT(MacyTennisTeam)を設立し、ジュニアの育成とITFに特化した活動を続け、14年にはジュニア育成の新しい独自のビジョンを求め「MaSea Academy=スポーツと教育の共存」をスタート。ITFジュニアは、ツアーコーチとして今年で21年目。これまで多くの日本人ジュニアの遠征を担当してきた。現在はITFプロとジュニアのツアーをサポートする「Team Macy Project」を主宰。タイ、ミャンマー、ネパールのデ杯やナショナルチームのスタッフ、コーチも務め、幅の広い経験を生かし選手育成に情熱を注いでいる。

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