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2021.07.06

選手情報

オジェ・アリアシムが自身初となるグランドスラム8強! ズベレフの追い上げ振り切りフルセット勝利[ウィンブルドン]

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オジェ・アリアシム、世界6位のズベレフを破りベスト8

ウィンブルドン7日目、男子シングルス4回戦が行われ、第16シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/世界ランク19位)が、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)を6-4、7-6(6)、3-6、3-6、6-4のフルセットで下し、自身初となるグランドスラムで8強入り。試合後には、「体力的、精神的に辛かったが、それがこの勝利をより素晴らしいものにした」と語った。

【動画】オジェ・アリアシム、自身初のグランドスラム8強に雄叫び!&マッチハイライト

この日の試合でオジェ・アリアシムは、先に2セットを奪ったものの、第3、4セットではズベレフを前にサービスブレークすることができず。試合はファイナルセットへもつれてしまう。ここでオジェ・アリアシムの頭に浮かんだというのが、今年の全豪オープン4回戦のアスラン・カラツェフ(ロシア)戦。この時は6-3、6-1とセットを奪い、快勝ムードだったが、そこから3セットを連取されて敗れている。

だが、今回は違った。試合後、オジェ・アリアシムは「2度も同じことをしたくなかったよ。自分のベストを尽くし、勇気を持って大胆にショットを狙ったり、いろいろなことに挑戦してみた」と言うように、ファーストサーブの確率が落ちたズベレフに対し、積極的に攻撃を仕掛けていく。互いに1度ずつブレークし迎えた第7ゲーム、力強いフォアハンドとスライスを織り交ぜたオジェ・アリアシムが、ズベレフをネットにおびき寄せると、ボレーのミスを誘ってブレークに成功。このリードを保ち、自身初となるグランドスラム準々決勝進出を果たした。

会見でオジェ・アリアシムは、「浮き沈みがあったね。最初の2セットは先にブレークされてから逆転で取ったが、次の2セットは奪われて、ファイナルセットも苦しんだ。この試合はすべてのことが起きたね。体力的にも精神的にも辛かった。けれど、それがこの勝利をより素晴らしいものにしてくれた」と、初めてのグランドスラム8強の喜びを語った。

また、この日は同胞のデニス・シャポバロフ(同12位)も勝利。カナダ人2名がベスト8入りを果たしたことについて、「素晴らしいことだ。自分のため、チームのために戦っているが、心の中には故郷のみんながいる。今の自分を支えてくれた人たちからメッセージを受け取っているし、彼らに返事をするのも素晴らしいことだ。国が僕らを支えてくれているし、僕の街も応援してくれている。カナダ人にとって素晴らしい一日となったし、この調子で頑張りたい」と語った。

準々決勝では、親友の一人だという第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同9位)と対戦する。「共に素晴らしい大会を過ごしている。すべてを出し切ろうと思っているし、いい結果になることを願っている」と次戦について語っている。

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