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2021.08.27

メーカーズボイス

編集部が試打インプレ!! プリンス「新ビースト(BEAST)2022」結果はいかに

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シリーズ3代目のプリンス
「ビースト(BEAST)2022シリーズ」
その打ち味はどうなのか!?

今回、プリンス「ビースト(BEAST)2022シリーズ」は、4モデル7本という内容。2代目でもラインナップされていた「ビースト100(280g/300g)」「ビーストO3 100(280g/300g)」「ビーストO3 104(280g)」に加えて、今回、シリーズに加わったのが、「ビーストDB100(280g/300g)」である。


IMPRESSION01
BEAST 100 2022シリーズ  [300g]
<ストリング:ハリアーレスポンス17(ポリ)/48ポンド>
★2021年9月発売★






■編集部(川)
SW285ながら、けっこう
しっかりした振り心地

スイングウェイトは285。ところが、スイングしていてしっかりした振り心地があるのが印象的。一方で、その分、ちゃんとスイングしないとボールの飛びが悪くなってしまった。これも少し重めに感じたところが要因だと思う。

そして、その分、ヘッドが利く!というのはメリット。ヘッドが利いて、しっかりボールを叩けるのに、球持ちがいいのでスピンもかけることができる。
ボレーではマイナスな面はなし。しっかりボールを弾いてくれて打ちやすい。サーブも自在に回転をかけて入れることができる

打球感に関しては、もっちり感というか硬すぎず、柔らかすぎずという気持ちよい。万人受けしやすいと思う。










■編集部(広)

スイング速度が一定以上あるなら
かなり質の良いボールが打てる

前作との違いはどこか、打ってみてまず感じたのは、掴み感は前作より抑え目(弾きが強め)になっていること。ただ、これこそ「PVS」の効果なのかもしれない。打った時に、マイルドな打球感になっている。

100平方インチは、今やスタンダードだが、フェイス先端部でもしっかりストリングがたわむ感じがあり、より広いフェイスサイズを感じることができる。

驚いたのはバックハンド・スライス。スーッとかなり伸びてくれるのだ。バックスピンと相性がいいのか、ボレーも捕らえやすく、コントロールもしやすい。

ストロークでは“掴み感は前作より抑え目”と書いたが、サーブはかなり印象が違う。スイング速度の問題か、かなり掴んで弾く感じがある。だからこそ、スライスサーブ、スピンサーブがグッと威力あるボールを打つことができた。今回は、ポリでの試打だったが、40オーバーの方ならば、ナイロンで打ってみるのもいいかもしれない。




BEAST 100 2022 [300g]
7TJ151
価格 37,400円(税込)

素材 高弾性カーボン+テキストリーム×トワロン+高分子エラストマー
ヘッドサイズ 100平方インチ
平均ウェイト 300g
バランスポイント(フレーム)320㎜(300g)
全長 27インチ
スウィングウェイト 285(300g)
フレーム厚 24-26-23㎜
グリップサイズ 1,2,3(300g)
ストリングパターン 16×19



IMPRESSION02
BEAST 100 2022 [280g]
<ストリング:エンブレムLT16(ナイロンマルチ)/47ポンド>
★2021年9月発売★






■編集部(川)
300gと遜色のない
ボールを打つことができる

20g分は、けっこう大きい! もちろん、普通に打てば300gはかなり質の良いボールが飛ぶ。しかし20g軽い分、その分、スイングは格段にしやすいし、その分、スイング速度がアップ。よりボールスピード、回転量がアップする感覚がわかる。

300gは今、日本で最も売れているレンジではあるが、このラケットならば、たとえ280gでも、かなりいいボールが打てる。感覚的には、300gと遜色ないボールが打てているイメージだ。ネットプレーも扱いやすく、不安なポイントがない。









■編集部(広)
スイング速度に自信がある人以外
正直280gがかなり良い

正直に書くと、私は280gのほうがよりバランスの良いラケット。とにかく振り抜きがよく、掴んで弾く感じが300gよりハッキリわかる。当然、ストロークでも、良いボールが飛ぶし、コントロールもつけやすい。特に高さのコントロールがしやすい。

ではボレーはどうかというと、300gよりもグッと掴んでから弾く感じがあり、かなり打ちやすい。よりスイング速度を高めやすいサーブに関しては、300gのほうが質のいいボールが打つことができそうだ。

今回、こちらにはナイロン・ストリングを張ったラケットで試打してみたが、スイング速度に自信がある人はともかく、ナイロンのほうが相性がいいように感じる。軽い分、ヘッドが走る。だから良いボールが打ちやすいし、コントロールもしやすい。個人的には280g
を推したい。





BEAST 100 2022 [280g]
7TJ152
価格 37,400円(税込)

素材 高弾性カーボン+テキストリーム×トワロン+高分子エラストマー
ヘッドサイズ 100平方インチ
平均ウェイト 280g
バランスポイント(フレーム)330㎜(280g)
全長 27インチ
スウィングウェイト280(280g)
フレーム厚 24-26-23㎜
グリップサイズ 1,2(280g)
ストリングパターン 16×19



IMPRESSION03
BEAST DB 100 2022[300g]
<ストリング:ハリアーレスポンス17(ポリ)/48ポンド>
★2021年9月発売★






■編集部(川)
ボールの初速が出る
ガンガン攻めたい人におすすめ

ボール初速が出ているような印象で、ガンガン攻撃的に攻めていきたい人はおすすめのラケット。ノーマルのビーストと比べると、ボールをつかんでいる感覚がこちらの方が強い。同じ300gと比べると、大分違いがあって、柔らかい打球感が好きな人は、このラケットの方が好きかもしれない。

DBというのが僕の世代ではよくわからなかったが、オフセンターの時も振動が少なくなっていることははっきりわかる。しっかり目のフレームでボールを飛ばすパワーもあるので、攻められるラケットである。







■編集部(広)
薄ラケのような球乗り感を
ビーストで感じたい人にGOOD

世代的に、DBは「おおおお!」と唸ってしまう。パトリック・ラフターとか使っていましたよね。

さて、ビースト×DBはどうなのか。個人的には、見事にDB部分のプラスαができているラケットだなと感じた。テキストリーム+トワロン、ATSといったテクノロジーのメリットは感じられる上、そこに薄ラケのような球乗り感が加わっている。音で表現するなら“モアッ”という感じ。ボールを捕らえてから乗って飛んでいくのだが、ボール軌道が少し上に出やすい。一方で、強く捕らえすぎると奥行きのコントロールが少し難しく感じられた。

とはいえ、バックハンド・スライスだったり、ボレーだったり、スライスサーブは、シリーズの中でもかなり打ちやすい。“薄ラケ”の打球感が好きという人はぜひ使ってみてほしい。




BEAST DB 100 2022[300g]
7TJ154
価格 37,400円(税込)

素材 高弾性カーボン+テキストリーム×トワロン+高分子エラストマー
ヘッドサイズ 100平方インチ
平均ウェイト 300g/280g
バランスポイント(フレーム)320㎜(300g)
全長 27インチ
スウィングウェイト 285(300g)
フレーム厚 24-26-23㎜
グリップサイズ 1,2,3(300g)
ストリングパターン 16×19

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