第3セット以降、難しい展開となったが勝ち切った錦織8月31日、USオープン2日目男子シングルス1回戦、錦織圭(日清食品/世界ランク56位)はサルバトーレ・カルーソ(イタリア/同113位)と対戦。6-1、6-1、5-7、6-3で勝利。USオープンではキャリア8度目となる初戦突破を果たした。【動画】錦織圭USオープン1回戦ハイライト右肩のコンディション不良のため、約3週間ぶりの試合となった錦織。「相手が今どういうサーブなのか、どういう動きなのかわからない中で、若干想像でしかできなかった」という中で、第1セット、第2セットは相手に2ゲームしか与えずに奪取。第3セットは奪われたものの、ブレーク合戦の様相を呈した第4セットを6-3で奪取して勝利を手にした。記者会見では、痛めていた右肩について「肩は悪くはなかったですね。毎日良くなっている中で、100%まで治ったかと言われるとわからないですけど、今日は問題はなかった」と現状を説明。また、興味深いのは試合後の行動。今大会、USオープンは観客を入れているが、日本語での応援も飛び交っていた。すると、錦織は試合後、そのファンたちにサインを書いている。「コロナもあるので中々行きづらいところも正直ありますが、子供たちも多かったですし、大丈夫かなと思って」と錦織。大会にテニスファンがいて、選手がファン対応をする。当たり前の光景ではあるが、非常に印象深いシーンだった。2回戦の相手は、8月上旬の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)準決勝で敗れているマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同61位)に決定している。以下、会見での錦織の一問一答である。Q.カナダの大会棄権。体の状態、肩の状態はいかがですか? 3週間ほど実戦から遠ざかっていましたが、今日やってみてどうでしたか?「肩は悪くはなかったですね。毎日よくなっている中で、100%まで治ったかと言われるとわからないですけど、今日は、問題はなかったですね。ちょっとサーブが、最近までなかなか練習できなかったので。1セット、2セット目くらいは、ファースト(サーブ)の入りがもうちょっと欲しかったかなというところはありますけど、それ以上に、ストロークが良くてこういうスコアで1、2セット目は行けたので、まぁ休んでいた割には、いい1回戦だったかなというのはあります。危ない場面も、3セット目、4セット目も危ない場面はかなりありましたけど、この4セットで一応勝ててちょっとホッとしています」
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