close

2021.09.10

選手情報

カナダの新星、19歳フェルナンデスが世界2位のサバレンカをフルセットで破り決勝進出[USオープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

19歳フェルナンデスが今大会3人目のトップ10撃破!

9月9日、USオープン女子シングルス準決勝が行われ、カナダの新星、レイラ・フェルナンデス(世界ランク73位)が、第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同2位)を7-6(3)、4-6、6-4で下し、グランドスラムで初めての決勝進出を果たした。

【動画】19歳フェルナンデス、サバレンカを破り決勝進出!試合終了の瞬間&マッチハイライト

今大会、フェルナンデスは初戦でアナ・コンユ(クロアチア/同88位)、2回戦でカイア・カネピ(エストニア/同70位)にストレートで勝利。これまでのグランドスラム最高成績である3回戦では、第3シードの大坂なおみ(日清食品/同3位)を逆転で下し金星を挙げた。これでさらに勢いづき、4回戦で第16シードのアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同17位)、準々決勝で第5シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同5位)をフルセットで下して、ベスト4入りを果たしている。

この日の試合、序盤からペースを握ったのはサバレンカ。持ち前のパワーを生かしたストロークでフェルナンデスを押し込むと、第2ゲームでブレークに成功し、4-1として最高の立ち上がりを見せた。だが、徐々にフェルナンデスもサバレンカの力のあるショットに対応。小気味よくコースを変えて、サバレンカにプレッシャーをかけていく。第7ゲームでは、サバレンカの2本のダブルフォールトを生かし、ブレークバックに成功した。

そのまま互いにサービスキープし、タイブレークに突入。先にリードを許したフェルナンデスだが、丁寧なテニスでサバレンカのミスを引き出し、3-4から4ポイントを連取して第1セットを奪った。

続く第2セット、第1ゲームでブレークを許したフェルナンデスは、第4ゲームでブレークバックに成功。直後のサービスゲームでは、アンフォーストエラーが続きピンチを招いたが、これをかろうじてキープ。サバレンカに流れが行きそうなところを踏みとどまった。だが、この3試合フルセットを戦い抜いてきたフェルナンデスに疲れが出てきたか、第9ゲームでストロークが乱れてブレークを許し、第2セットを奪われてしまった。

勝負のファイナルセット、互いに一歩も譲らずサービスキープが続いた第6ゲーム、サバレンカのダブルフォールトでデュースに追いついたフェルナンデスが、相手のミスにつけこみこのセット初めてのブレークに成功する。だが、サバレンカも負けじとパワフルなショットを叩き込み、直後のサービスゲームでは4本のブレークポイントを生かしてブレークバック。フェルナンデスはリードを保てない。だが、5-4で迎えた第10ゲーム、0-40とし3本のマッチポイントを生かしたフェルナンデスが、ブレークに成功しグランドスラム初めての決勝進出を果たした。

決勝でフェルナンデスは、第17シードのマリア・サッカリー(ギリシャ/同18位)と予選勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/同150位)の勝者と対戦する。

【特集】USオープン2021の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録