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2021.09.29

選手情報

ロシアの新星カラツェフ、実は「飛行機が苦手」

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時差ぼけ解消法は散歩と紹介したカラツェフ

現地9月28日、ATP公式サイトはアスラン・カラツェフ(ロシア/世界ランク24位)のミニインタビューを掲載した。

【動画】カラツェフの練習を7分間たっぷりチェック


カラツェフは今シーズン、全豪オープンで予選から出場して男子シングルスでベスト4入り。その後も快進撃を続けて3月のATP500ドバイ大会でツアー初優勝を果たすなどで、昨年末112位だったランキングを一気に上げて、キャリアハイ23位も経験している。また先日のUSオープンでは3回戦進出となっている。そのカラツェフに聞いたのは、ツアーで世界を放浪することについてである。

旅行には、「ノートパソコンと音楽を聴くために、大きなヘッドホンを持っていく」というカラツェフが明かしたのは「飛行機が苦手」ということ。
「フライトを楽しむということはないよ。離陸と着陸がダメ。今は慣れてきたけど、最初のころ、20歳、21歳のころに、何かの問題で着陸できず。空港の周りを何回も回るということがあったんだ。それと乱気流も経験したね。それは飛行に影響がないという人もいるけど、やっぱり気になるよね(笑)」と若い頃のフライトで嫌な目にあったことを伝えている。

ツアーを回っていて、一番好きなのは良い思い出もある「メルボルン(オーストラリア)」。「全体的にとてもいい街です。人も街もレストランも。すべてがいい」と絶賛している。ちなみに、メルボルンは“世界一住みやすい街”と言われている都市である。

興味深いのは時差ボケ解消法。「アジアに行く時は、アメリカよりも大変」と語るカラツェフは、「(宿泊場所に)荷物を置いたら、6~7時間ほど散歩するんだ。部屋にいると寝てしまうので、部屋にはいない(笑) すべての街で歩き回るよ。音楽を聴きながら歩くのが好きなんだ。メルボルンでも、コーヒーを飲みながら6~7時間歩いたよ」と自分に合った時差ボケの治し方を紹介。ホテルに着いて、仮眠を取った時に大失敗した経験から今は散歩になったのだという。

それにしても、6~7時間の散歩とはとにかく長い。それでも、非常に粘り強いテニスを見せることを考えると、納得と言えるかもしれない。

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Photo by Takeo Tanuma