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2022.02.14

選手情報

ついにツアー初優勝、オジェ・アリアシムがチチパスを下してトロフィーを掲げる「決して平坦な道のりではなかった」 [ABNアムロ世界テニス・トーナメント]

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負け越しているチチパスを圧倒して勝利したオジェ・アリアシム

現地2月13日、「ABNアムロ世界テニス・トーナメント」(オランダ・ロッテルダム/ATP500)シングルス決勝、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)と第3シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同9位)が対戦。キャリア9度目の決勝進出を果たしたオジェ・アリアシムが6-4、6-2で勝利し、悲願のツアー初優勝を果たした。

【動画】オジェ・アリアシム対チチパス決勝ハイライトをチェック

2勝5敗と負け越しているチチパスに対して、オジェ・アリアシムは第1セット第1ゲーム、いきなりブレークチャンスを掴む。セカンドサーブで大胆に前に出てリターンを叩き30-40とすると、フォアハンドをコート深くに打ち込んでミスを引き出してブレークに成功する。

その後、チチパスのバック側にボールを集めてポイントを重ねていったオジェ・アリアシムは、ブレークバックのチャンスを与えず。6-4でセットを先取する。オジェ・アリアシムはこのセット、73%とファーストサーブを高確率で入れ、16本すべてをポイントにし、14本のウィナーを奪っている。

第2セット、オジェ・アリアシムは集中力を維持したまま入ると、リターン、ストローク戦で攻撃を貫き、第1ゲームをラブゲームでブレークする。
流れを変えたいチチパスは、続く第2ゲームでデュースと粘るものの、オジェ・アリアシムはここで素晴らしいサーブを2本打ち込んでキープに成功。その後も、チャンスらしいチャンスを与えず。第5ゲームでもブレークして、6-2。9度目の挑戦で、ついにツアー初優勝を果たした。

優勝を決めると座り込み、その後ジャンプしてガッツポーズを決めるなど、喜びを噛み締めたオジェ・アリアシムは、コーチらと抱擁。表彰式で、「3年前に初めて決勝に進出して以来、決して平坦な道のりではなかった。初タイトルだ。しかもここで獲得できたことは、僕にとって素晴らしい日になった。4年前、初めてATPの本戦ドローを戦った場所で、初タイトルを獲れたというのは、格別だよ。皆さんの前でプレーして、いい思い出がたくさんある。一生忘れられない特別な1週間にしてくれてありがとう。私のキャリアの中で最も幸せな日であり、これから訪れる多くの日の最初の日となることを願っているよ」と喜びを語った。

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