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2022.02.20

スクール情報

意外とトレーニングを重視! 世界の有名テニスアカデミーでの練習時間&フィットネストレーニングに当てる時間の割合を紹介

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※写真はニック・ボロテリー・テニスアカデミー(IMGアカデミー)でトレーニングを行うジュニア時代の錦織圭

世界の有名アカデミーではテニスの練習時間と
フィットネストレーニングの時間が
どのくらいの割合で設けられているのか


世界のアカデミーにおける年間プログラム(ショートプラムしかない場合はショートプログラム)に組み込まれているテニスの練習時間とフィットネストレーニング(以下フィットネス)の時間はそれぞれどのくらいの割合で行われているのだろうか。海外ではフィットネスの時間がテニスと同じくらいになっているケースも多い。今回は、ジュニアの留学先として人気のあるアカデミーにおけるテニスとフィットネスの時間の割合を紹介する。

【動画】ラファ・ナダル・アカデミーのインターナショナルスクールはこんなところ!

●ラファ・ナダル・アカデミーの場合

ラファ・ナダル・アカデミーの年間プログラムにおける1週間のテニスの練習は17時間。一方フィットネスの時間は6時間あるいは15時間となっている。練習を週6日行う場合、テニスが約2.8時間、フィットネスが1時間(週6時間を選択した場合)あるいは2.5時間(週15時間を選択した場合)となる。

スペインにまで留学するのに、テニスの練習時間が1日2.8時間だと少なすぎるのではないか、と感じるかもしれない。だが、体が成長している段階におけるフィットネスはケガを防止するためにも非常に重要である。また、同アカデミーでは基本的に16歳以下はアカデミー内にあるインターナショナルスクールへの通学を義務づけており、テニスだけでなく学業についても重要視している。そのため、実際に子どもを預けている知人から聞いた話によると、学校の成績や試験の結果がテニスの練習時間に影響する場合もあるそうだ。

【テニス:フィットネスの割合】
2.8時間:1時間(約3:1)
あるいは
2.8時間:2.5時間(約1:1)

●ムラトグルー・テニスアカデミーの場合

ムラトグルー・テニスアカデミーにおける年間のプログラムは「テニスと学業コース」である。このプログラムではテニスのトレーニングを1日3時間(1.5時間を2セッション)行い、フィットネスを1日1.5時間行う。そして、同アカデミーも学業に非常に力を入れている。学業とテニスを両立させたシステムの成果も素晴らしく、卒業生の90%以上がアメリカの大学に奨学金付きで合格している。

【テニス:フィットネスの割合】
3時間:1.5時間(2:1)

●ピアッティ・テニス・センターの場合

ヤニック・シナー(イタリア/世界ランキング10位)のコーチであるリカルド・ピアッティによるアカデミー。ピアッティはかつて元世界No.1のマリア・シャラポワやノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)のコーチも務めたことがある名コーチだ。最近ウェブサイトがリニューアルし、以前はなかった年間(12ヶ月)のプログラムもサイトに掲載されるようになった。

ピアッティ・テニス・センターにおける12ヶ月のフルプログラム(午前と午後両方)におけるテニストレーニングは3時間(1.5時間を2セッション)、フィットネスは3時間(1.5時間を2セッション)となっている。トレーニングは週6日行われる。ちなみに、センター内に学校がないため、留学をする場合は独自で準備する必要がある。

【テニス:フィットネスの割合】
3時間:3時間(1:1)

●JCフェレーロ-エケリテ・スポーツ・アカデミー

先の全豪オープンで18歳ながらも3回戦進出を果たした若手注目選手、カルロス・アルカラス(スペイン/同29位)のコーチを務める元世界No.1のファン・カルロス・フェレーロによるアカデミー。アルカラスの活躍により、これまでよりさらに多くのテニスプレーヤーが入学を希望していることだろう。施設内には実際にフェレーロも暮らしているそうだ。

こちらのアカデミーにおけるトレーニングは、基本的に午前2セッション(テニス+フィットネス)、午後2セッション(テニス+フィットネス)となっている。時期によって1週間に33~38時間のトレーニング(週6日)を行う。

学校に通っている学生のサンプルは次の通り。
・午前
フィットネス1時間40分
テニス2時間
・午後
テニス1時間30分
フィットネス1時間20分

【テニス:フィットネスの割合】
3.5時間:3時間(約1.2:1)

テニスを3時間したら1時間はフィットネス

上記4つのアカデミーにおいては、3時間テニストレーニングを行ったら最低でも1時間のフィットネストレーニングを行う時間が設けられている。多い場合は3時間のテニスに対し、3時間のフィットネスだ。

これらの時間配分を見れば、フィットネスがいかに重要と考えられているかがわかる。また、テニスのトレーニングを行う時間自体も3時間以内に設定されており、体の負担やトレーニングの効率が十分に考慮されていると言える。日本におけるジュニアのトレーニングを考える際にもぜひ参考にしてみてほしい。

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