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2021.06.29

デイリートピックス

アメリカの大学でテニスをするメリット ~大学テニスの仕組みや、大学を出てプロになったプレーヤーについても紹介~

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大学を出てプロになったプレーヤーたち。左からジョン・イズナー(ジョージア大学)、ジェニファー・ブレイディ(UCLA)、ケビン・アンダーソン(イリノイ大学)

アメリカの大学でテニスをしたいと
考えているジュニアはぜひ参考に!

高校卒業後、テニスを本格的に志す場合の進路として、プロに直接進む場合と大学を経由する場合が考えられる。現在は大学を卒業してからプロになる選手も活躍しており、ジョン・イズナー(アメリカ/世界ランキング33位)やケビン・アンダーソン(南アフリカ/同102位)などが現役で活躍している。今回は、アメリカの大学テニスの仕組みや大学でテニスをするメリット、また大学卒業後にプロになった選手について紹介する。

【動画】NCAA D1男子テニスチャンピオンシップのマッチハイライト

アメリカの大学テニスの仕組み

スポーツに力を入れているアメリカの大学は、NCAA(National Collegiate Athletic Association)という組織に所属しており、このNCAAはさまざまなスポーツ競技の運営とルールを定めている。NCAAに所属する大学は強いほうからディビジョンI、ディビジョンII、ディビジョンIIIに分けられ、その中で試合が行われる。男子テニスでディビジョンIに入っている大学は以下の通りだ。『US News』によるアメリカの大学ランキング(National universities ranking/入学した後に卒業した人の割合、学部や大学院の評判、生徒のレベルなどによって総合的に判断)の順位もあわせて表示した。


NCAA男子テニス・ディビジョンI
2021年1月14日時点のランキング
(※カッコ内は『US News』の2021アメリカ大学ランキング順位)
1位 南カリフォルニア大学(24位)
2位 ノースカロライナ大学(28位)
3位 オハイオ州立大学(53位)
4位 ミシガン大学(24位)
5位 スタンフォード大学(6位)
6位 テキサスクリスチャン大学(80位)
6位 テキサス大学(42位)
8位 ノースカロライナ州立大学(80位)
9位 フロリダ大学(30位)
10位 ジョージア大学(47位)
11位 テキサスA&M大学(66位)
12位 ウェイクフォレスト大学(28位)
13位 テネシー大学(112位)
14位 オクラホマ州立大学(187位)
15位 ベイラー大学(76位)
16位 セントラルフロリダ大学(160位)
17位 ミシシッピ大学(160位)
18位 カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(20位)
19位 コロンビア大学(3位)
20位 サウスカロライナ大学(118位)
21位 ペパーダイン大学(49位)
22位 バージニア大学(26位)
23位 デューク大学(12位)
24位 テキサス工科大学(217位)
25位 ケンタッキー大学(133位)

上記のリストには、アメリカの大学ランキングにおいてトップ50にランクインしている大学が半分以上ある。スポーツが盛んな大学は、学業面においても非常に優秀であることがわかる。

大学でテニスをするメリット
人生において必要な学びを得ることができる

テニスにおいて活躍する選手は、幼い頃からテニスに多くの時間を費やしてきた場合が多い。中には早いうちからオンラインスクールに切り替え、世界中で開催されるトーナメントを転戦してきたケースも多く見られる。個人競技であるテニスを通じ、他では身につけられない高い自主性や独立心を培うことができるが、社会生活における学びが得にくいという場合もあるだろう。


大学でテニスをする大きなメリットとして、チームとして活動することで社会性を身につけることができる点が挙げられる。また試合に勝つだけでなく、チームメイトとの関係も大切になるだろう。それから、大学においては学業も当然、必要になる。学業をおろそかにすると試合に出られなくなることもあるため、選手は必死に勉強をする。大学在学中はテニスとあわせ、知的な欲求も満たすことができる実に内容の濃い時間を過ごすことができる。

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