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2022.03.05

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日本は初日を終えて1勝1敗。岩渕監督「明日につながる一日だった」[デビスカップ]

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エース、ダニエル太郎「1番手という緊張感を試合まで気づけなかった」

現地3月4日、男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」の予選「日本 vs. スウェーデン」(スウェーデン・ヘルシンボリ/室内ハード/3月4~5日)の初日、シングルス2試合が行われ、日本は1勝1敗で折り返した。

【動画】綿貫陽介、オープニングマッチで白星! 試合終了の瞬間

第1試合には、綿貫陽介(フリー/単267 位)が登場。対戦相手はミカエル・イマー(単85位)が予定していたものの、直前でメンバーが変更され、ドラゴス・ニコラエ・マダラス(単327位)との対戦となった。

前日の記者会見で「自分も調子が良くて、イメージがいい。1試合目は僕から始まるので、勝っていいスタートが切りたい」と語っていた綿貫。その言葉通り第1ゲームをブレークし、力強いガッツポーズを見せる。素晴らしい立ち上がりを見せた後も積極的なプレーで、第5ゲームもブレーク。マダラスに1つ返されたものの、リードを守り切り6-4で第1セットを先取する。続く第2セット、ブレーク合戦となったがセット終盤にリードを奪って6-4。日本が1勝を挙げた。

第2試合では、今年の全豪オープンで3回戦に進出するなど成長を遂げているダニエル太郎(エイブル/単101位)が、エリアス・イマー(単133位)と対戦。第1セット、先にリードを許したダニエルは4-5の第10ゲームで、「何としても取りたかったゲーム」と12度のデュースの末にブレークに成功。土壇場で追いついた。だが、直後のサービスゲームで再びリードを許し、第1セットを5-7で落とす。第2セットも第1ゲームで許したリードを埋められず4-6。ストレートで敗れた。

今大会、日本のエースとして戦うダニエルは「デ杯の1番手という緊張感を試合までに気づくことができなかった」と反省。「明日には、『これを感じられるのは誇り』だと思いながらコートに立ちたい」とした。

初日を1勝1敗で終え、岩渕聡監督は「急きょ相手が変わるという状況で綿貫が動じず、オープニングマッチの緊張の中で結果を出してくれた。ダニエルも我慢しながらの試合になったが1番手というプレッシャーの中、最後まで力を出し切って戦った。明日につながる一日だった」とコメント。

明日はダブルス1試合とシングルス2試合が行われる。「いつもだがダブルスが大きなポイントになる。練習を見ても、(マクラクラン勉と内山靖崇の)2人のコンビネーションは良いし、自信を持って明日のダブルスに臨める」(岩渕監督)と期待を込めた。

24ヵ国で争われる予選は、第1日にシングルス2試合、第2日にダブルス1試合とシングルス2試合が行われ、3勝した国が勝利。今回の予選を勝利した12ヵ国と前回大会で決勝に進んだ2ヵ国、ワイルドカード2ヵ国の計16ヵ国で、9月に開催されるファイナルズ グループステージを戦う。

<デビスカップ by Rakuten ファイナルズ予選日本 vs. スウェーデンの試合予定>

■第1日:3月4日(金)
第1試合 ○綿貫陽介(単267位) 6-4 6-4 ●ドラゴス・ニコラエ・マダラス(単327位)

第2試合 ●ダニエル太郎(単101位) 5-7 4-6 ○エリアス・イマー(単133位)

■第2日:3月5日(土)13時(日本時間21時)試合開始
第3試合 マクラクラン勉(複35位)/内山靖崇(複329位) vs. アンドレ・ゴランソン(複68位)/ドラゴス・ニコラエ・マダラス(複568位)

第4試合 ダニエル太郎 vs. ドラゴス・ニコラエ・マダラス

第5試合 綿貫陽介 vs. エリアス・イマー

※デビスカップのルールにより第2日は、試合数ならびに試合形式が変更となる場合あり

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