close

2022.04.17

選手情報

日本優勝、内藤祐希が惜敗も内島萌夏が格上に勝利し、青山修子/柴原瑛菜ペアが勝負を決める[2022 ビリー・ジーン・キング・カップ]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

写真提供:公益財団法人日本テニス協会

内島が大きな1勝を上げて青山/柴原ペアが日本の優勝を決める

4月16日、トルコ・アンタルヤで開催中の「ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ アジア/オセアニア・グループ1部」最終日、日本は同じく全勝の中国と対戦。2勝1敗で勝利して優勝した。

【写真29点】優勝した日本チームの今大会写真ギャラリー

まずNo.2で出場した内藤祐希(亀田製菓/世界ランク229位)。ユエン・ユエ(同143位)に対して、大接戦を演じるものタイブレークでわずかに力及ばず、6(3)-7、6(5)-7で敗れる。あとがなくなった日本がNo.1で投入したのは、初代表ながら今大会3勝負けなしと好調の内島萌夏(フリー/同208位)。自己最高ランク69位のジュ・リン(同106位)と対戦する。
「相手はグランドスラム選手で、100位以内にも入っていた選手。すごくタフな一戦になることはわかっていたんですが、1ポイント1ポイント自分のプレーができれば、チャンスが来ると思った」という内島。第1セット第1ゲーム、第3ゲームとブレークされて0-3という立ち上がりになるが、ここから粘りを見せてタイブレークに持ち込むと7-6(5)でセットを先取。流れをものにして第2セット、3ブレークを奪って6-1で締めてダブルス勝負に持ち込んだ。

青山修子(近藤乳業/同ダブルス8位)/柴原瑛菜(橋本総業HD/同ダブルス7位)とシュー・イーファン(ダブルス同29位)/ヤン・ザオシャン(ダブルス同32位)という勝負になったダブルス。
第1セット、1ブレークずつ奪い合い、4オールで迎えた第9ゲームでブレークして6-4でセットを先取すると、第2セットも終盤に2ブレークに成功して6-3。日本を優勝に導いた。

今大会の結果、優勝した日本、2位中国は、今年11月に行われるプレーオフ進出権に進出する。

日本チームのコメントは以下のとおり。

★土橋登志久監督
Q. 中国戦を振り返って
「まず内藤は覚悟を持って臨んで、素晴らしい試合だったんですけども一歩及ばず。6(3)-7、6(5)-7という結果でした。ただ、彼女は今持てるものを全力で戦ってくれましたし、見つかった課題を克服して近い将来、グランドスラム、トップ100を目指せる選手になれると信じています。
次に戦った内島も同様に、本当に若手の勢いがある選手ですが、今日も格上のグランドスラム常連の選手に対して真っ向勝負をし、最終的にフィジカル勝負でも勝って圧倒できたことが、この勝利を呼び込んだ一つの要因になったと思います。素晴らしい勝利だったと思います。
そして最後のダブルス、この5戦、色々なタイプのアジア/オセアニアの選手たちと苦戦した場面もあったのですが、そういうものをすべて自分たちの力にして、今日は最高のコンビネーションで世界のトップダブルスプレーヤーたちだなと思わせるような内容でした。我々も本当に頼もしく、自信を持って応援することができた勝利だったと思います。優勝は選手、コーチ、スタッフ、すべてのみんなの努力の決勝だと思っています」

Q. アジア/オセアニアグループ1部優勝、どんな意味を持つか?
「昨日、プレーオフ進出が決まっても、最後までやり切るということがこのチームの約束の一つでした。その中で、選手たち、スタッフ、全員が一丸となって勝利にこだわったというところ、それを表現できたこと、それとアジアのさまざまな強豪国がそろったリーグで全勝できたということは、我々にとっても自信になりますし、これから日本の女子のテニスがさらに世界に挑戦できる自信になった1週間だったと思っています。これからワールドグループを目指してのプレーオフ、その先、世界チャンピオンを目指せるような、そんな日本でありたいと思いますし、その重要な1週間と私は位置付けています」

★内島萌夏
Q. 今日の試合を振り返って
「今日は立ち上がり、ちょっと硬くなってしまって、あまり自分らしくできなかったんですけど、相手はグランドスラム選手で、100位以内にも入っていた選手で。すごくタフな一戦になることはわかっていたんですが、1ポイント1ポイント自分のプレーができれば、チャンスが来ると思ったので、自分を信じて最後までできたのが今日は良かったと思います」

Q. 0勝1敗で迎えた試合について
「1試合目も内藤選手が、すごくいい試合をしていたので、自分は0-1とかは関係なく、自分の試合に集中して、入ることができて、これが4戦目ということもあって、あまり緊張とかも1日目みたいにはしなかったです。本当に自分のことに集中してという感じだったので、それが最後までできて、次のダブルスにいい流れで渡せたのが良かったのかなと思います」

【関連記事】勝負のダブルス対決、青山修子/柴原瑛菜ペアが勝利してプレーオフ進出を決める[2022 ビリー・ジーン・キング・カップ]

【関連記事】内藤祐希、内島萌夏、青山修子/柴原瑛菜ペアが勝利して3連勝[2022 ビリー・ジーン・キング・カップ]

【関連記事】内島萌夏、本玉真唯、青山修子/柴原瑛菜ペアが勝利して連勝 [2022 ビリー・ジーン・キング・カップ]



無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録