close

2022.04.20

選手情報

元世界3位のティエム、キレのある片手バックハンドを放つも約10ヵ月ぶりのツアー大会は初戦敗退[セルビア・オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

Photo by Getty Images

ティエム、ツアー復帰戦は黒星。フォアハンドの精度が課題

現地4月19日、「セルビア・オープン」(セルビア・ベオグラード/ATP250)シングルス1回戦が行われ、ドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク54位)は、ジョン・ミルマン(オーストラリア/同80位)に3-6、6-3、4-6で敗れ、約10ヵ月ぶりのツアー復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

【動画】ティエム、豪快な片手バックハンドウィナーが炸裂も勝利ならず マッチハイライト

ティエムは、昨年6月のATP250マヨルカ大会で右手首を負傷し、ツアーから離脱。完治を目指しリハビリを重ねていたが、今年2月のATP250コルドバ大会直前に、今度は右手の靭帯を負傷していた。

その後、3月下旬にスペイン・マルベーリャで行われたチャレンジャー大会で実戦復帰を果たしたものの、初戦で敗退。さらに新型コロナウイルスの陽性反応が出ており、今大会が約10ヵ月ぶりのツアー大会となっている。

この日の試合、ティエムはスライスを使ってミルマンのミスを誘うプレーに加え、キレのある片手バックハンドを見せる。だが、フォアハンドのミスが要所で出てしまい苦戦。互いに1セットずつ奪った最終セットでは、4-5で迎えたサービスゲームでミスが続き、最後はダブルフォールト。過去3戦全勝のミルマンに対し、初の黒星を喫した。

ティエムは、大会前の会見で「ローランギャロスまでは毎週プレーする予定だ」と語り、上位選手との練習やハイレベルな試合を求めている。これから試合数を重ね、実戦経験を積んだティエムの戦いを楽しみにしたい。

一方、勝利したミルマンは、3大会ぶりに初戦を突破。2回戦では、第7シードのミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同38位)と対戦する。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録