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2022.05.21

選手情報

<一問一答>大坂なおみ、1回戦に向けて「試合がどうなるか見てみたいと思います」と前向きに語る [全仏オープン]

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正直に言うと、ここ(パリ)に来た時
とても心配していました

Q. オリンピックのシモーネ・バイルズ(体操)のように、競技中にメンタルヘルスについて発言する選手もいます。それはどんな意味があると思いますか? 

「私としては、いい感じとは言えないかもしれませんね。オリンピックに参加して、選手村を歩いていたら、みんなからお礼を言われたりして、とてもおもしろい経験をしました。アスリートは皆、同じような経験をするけれど、みんなそのことをあまり口にしないだけなんだと思います」

Q. 先ほどイガ・シフォンテク(ポーランド)が世界ランク1位になってからのロッカールームの変化について語っていました。共感する部分がありますか?

「私は5大会連続優勝をしたことがないので、わからないです(苦笑) でも1位だった時には、自動的に(組み合わせの)トップハーフになりますね。だから、そういうちょっとしたことがきっかけで、“ああ、自分は1位になれるだけの実力があると思われているのかな”と感じたりもしました。私としては、彼女が成長していく姿を見てきたので、本当にその活躍には驚かされています。彼女の残りのキャリアがどうなっていくのかを、見てみたいですね」

Q.ケガや結果はさておき、クレーシーズンでの経験を楽しめていますか?

「結果もそうですが、自分としては、全体的に昨年よりも今年のほうが、チームとの絆も深まり、いろいろなことを試行錯誤できているような気がしています。また、異なるプレースタイルを試したりもしました。本当に素晴らしい時間です。正直なところ、守るべきポイントはすべて守れたので、いい感じですよ。心配するようなことは何もないと思うけど、私は考えすぎる性格なので、ちょっとした問題は出るかもしれませんね。でも、ほとんどは、楽しい経験になるように振る舞っているつもりです」

Q. 昨年は、テニス以外のことがいろいろありましたね。ここに帰ってきた時の気持ちを教えてください。

「正直に言うと、ここに来た時、とても心配していました。私の対応に不満があったこともありますが、私が不快な思いをした人たちにバッタリ会ってしまわないか、ということが心配でした。でも、ほとんどの場合、みんな本当にポジティブに受け止めてくれていると思います。この記者会見についても、たくさんの質問を受けるだろうと思い、とても心配していました。頭から離れないとは言いたくないけど、まだ考えてはいるし、インディアンウェルズの時みたいに、コートでファンに何かを言われた時のために準備もしています。ただ、ほとんどの場合は大丈夫だと思っています」

Q. 1年前と比べて、ご自身の変化を教えてください。

「コートニーやスタンフォードにいた16歳の頃から一緒に育ってきた人たちに向けたコメントかもしれませんが、あのころの方がおもしろかったような気がしますね(笑) 昔はジョークを言って、それが伝わるかは気にしていませんでした。ジョークを説明し直したりもしたし。変わったと思うのは、観客を理解しようとするところかな。スタンドアップコメディアンとして、何がOKで何がNGなのかを見極めようとしている感じかな。でも、そうですね。それは私にとって変化したことかもしれないね。何を言っていいか、何を言ってはいけないかを分析するようになりました。ただ、ほとんどの場合、私は自分であるようにしたいと思っています」

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