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2022.06.01

大会情報

〈コロナ禍の全仏オープン観戦記〉子どもと一緒に行く際のポイントも[全仏オープン]

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会場への入場は非常にスムーズ

デイセッションの入場は午前10時から。入場時間5分前くらいになると荷物チェックのために門の中に入れてもらえる。そして、実際にチケットを持って中に入るのは時間ちょうどとなる。おおらかなフランスにあって、エントランスが非常によく管理されており、いい意味で驚かされた。ゲートがたくさんあるし、身分証確認も素早い。スタッフも数多く配置されている。

エントランスでは全仏オープンの公式アプリにあるチケットのQRコードをかざして入場することができる。アプリのインストールは必ずしておこう。


チケットについたQRコードを機械にかざして入場する


チケットはこのようにQRコードになっている

《子連れ観戦のポイント》全仏オープンのアプリは前もって準備しておくと、子どもをスムーズに入場させられる。他の人がチケットを利用するのを防ぐため、チケット購入後にアプリ内で本人確認の作業が必要だ。

外コートは非常に込み合う!
見たい試合がある人は真っ先にコートへ

スタジアムではない外のコートで行われる試合を見たいのであれば、早めに会場に着いて並んでおくことをおすすめする。そして入場後は、他のことをせずに真っ先にコートに向かいたい。座席指定がある「コート・フィリップ・シャトリエ」や「コート・スザンヌ・ランラン」、「コート・シモーネ・マチュー」以外のコートは、指定席なしの比較的安価なチケットで入場する地元の人もたくさん見に来ている。そのため、人気選手の試合が組まれている場合は非常に混雑する。

筆者はコート14にスケジュールされていたアンドレイ・ルブレフ(世界ランキング7位)の試合を観戦したかったのだが、食事を取りに行ったりトイレに行ったりしている間に、試合が始まる午前11時までにはすでに満席どころか長蛇の列ができていて、これだけは少し心残りとなった。

食事はチケットと一緒にオーダーしておくと
混雑を避けられる



チケット購入時に一緒にオーダーしたランチセットのパイナップル

観戦中に気軽に食事を購入できればいいが、昼頃になるとショップの前に長蛇の列ができる。前もってチケットと一緒にオーダーしておくと、別の窓口で受け取ることができるので便利だ。こちらも全仏オープンのアプリを使ってQRコードを提示するだけで受け取ることができる。


オーダーしてある食事は、このコーナーで受け取ることができる


このように食事を紙袋に詰めてくれるが、紙袋が破れやすいので注意!


《子連れ観戦のポイント》子どもたちが「お腹が空いた」と言い出す前にランチをピックアップ!

マスク着用率ほぼゼロ!?
かつての賑わいを取り戻した全仏オープン

2022年の全仏オープンは多くの観客の観戦が可能となった。驚きだったのは、99%の観客がマスクをしていない、ということだ。日本ではまだどこに行ってもマスクをしているのが普通であるだけに、この状況に初めは違和感があったが、フランスではみなコロナウイルスをすでに過去のものとしつつあるのだと感じた。

実際、マスクをしていたのは筆者の子どもたち(絶対に外さないと言っていた)と、会場のスタッフ1人のみだった。


何かと話題にのぼるステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)の父であるコーチのアポストロス氏。チーム席にいる姿もこんなによく見える

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写真=山根ゆずか