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2022.06.01

大会情報

〈コロナ禍の全仏オープン観戦記〉子どもと一緒に行く際のポイントも[全仏オープン]

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おみやげは7ユーロのショッピングバッグがおすすめ!

ショップで販売されていた7ユーロのショッピングバッグは、上着を入れたり食事を入れて持ち歩いたりするのに非常に便利。デザインもかわいく、おみやげにおすすめだ。全仏オープンで売られていたおみやげはデザイン性も高く、実際に身につけたり持ち歩きたくなるものばかりだった。


7ユーロのショッピングバッグと子ども用のキャップ



ペンには“ROLAND GARROS”のロゴが浮かび上がるライトがついていた。子どもたちは大喜び!

食事を入れてもらえる紙バッグに要注意!

すぐに破れる…

会場内で売られている食事は、ファーストフードと呼ぶにはもったいないくらい、なかなか美味だ。帰り際にディナー用としてチキンとポテトのセットを買って帰ったのだが、冷めてもおいしかった。

ただ、気を付けたいのが食べ物を入れてくれる紙バッグ。非常に破れやすく、子どもが持っていた食事の袋が水蒸気で2回も破れてしまった。タクシーのUberに乗る直前に破れ、食事が入ったボックスが地面に散乱する、という事件が起こったので、ビニール袋を持参することをおすすめしたい。

帰るなら早めがいい!?

“せっかくローランギャロスまで行ったのだからギリギリまで観戦したい!”と思うのは当然だが、デイセッションが終わる18時まで会場にいると、タクシー乗り場が非常に込み合う。むしろタクシーが全然おらず、フランスらしいと感じた。上海マスターズ(ATP1000大会)の会場の入り口にタクシーが何十台も待っているのとは大違いだ。

そのため、みんな勝手にタクシーやUberを呼ぶことになる。パリではUberやG7というタクシーアプリがよく使われており、筆者は香港で使い慣れていたUberを利用した。過去の利用者によるドライバーへの評価はどれくらいあてになるか不明だが、それでも安心だ。実際、乗った車のドライバーは非常に親切で、途中で事故があった道を通らずより早い道を通って送迎してくれた。

《子連れ観戦のポイント》Uber必須! クレジットカードの設定まで済ませておくと◎

実際に試合を目で見るよさとは?

この日の「コート・スザンヌ・ランラン」では、男女それぞれ2試合を見ることができた。中でも、最も印象に残ったのがダニール・メドベデフ(同2位)だ。対戦相手であるミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同31位)のアグレッシブで素晴らしいショットを、さらに上回るショットで打ち返してポイントにしてしまう。また、大切なポイントであるほどほどアグレッシブ、かつミスのないテニスをする。

テニスのうまい・ヘタで言えばすでに信じられない領域にいる選手たちの中で、上位にランクインされる選手たちのプレーを見ることは、非常に大きな意味を持つと感じた。

メドベデフは試合中、調子のいい時ではあまりタオルを使わないが、少しプレッシャーを感じているときやミスが出たときなどにタオルを使っていた。また、選手のフラストレーションが爆発する瞬間を見ると「このポイントを非常に重要視していたのだな」ということを知ることができる。

通常はハイライトや編集された試合の動画を見たりすることが多い分、その合間に潜む勝負どころの認識や選手が見せる人間らしさなどを見ることができるのは、実際に試合を観戦する醍醐味であると言えるだろう。

また、試合コートや練習コートに向かう選手に運よく出くわすことができると、サインをもらったり一緒に写真を撮ってもらったりすることができる。グランドスラムだと来場者の人数も多く容易ではないが、ATP250レベルの大会だと選手との距離感が近く、大きな大会とは別の楽しみがあると言えるだろう。


会場内ではコートへ向かう選手が歩いている。運がよければサインや写真撮影に応じてくれることも


デザイン性が高く来訪者を楽しませてくれるローランギャロス

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写真=山根ゆずか