close

2022.06.02

選手情報

元世界3位チリッチ、4時間10分の激闘でルブレフを下して全仏初の4強! 2014年全米以来となるトップ10から連勝[全仏オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

好調チリッチが攻撃的なテニスを続けてルブレフとの激闘を制す

現地6月1日、「全仏オープン」男子シングルス準々決勝が行われ、第7シードのアンドレイ・ルブレフ(世界ランク7位)と第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア/同23位)が対戦。チリッチが5-7、6-3、6-4、3-6、7-6(10-2)でルブレフを下し、2018年の全豪オープン以来となるベスト4入りを果たした。

【動画】チリッチがルブレフとの激闘を制し全仏初の4強! マッチハイライト

今大会4回戦で第2シードのダニール・メドベデフ(同2位)を破るなど絶好調のチリッチは、過去2勝4敗のルブレフと対戦。

第1セット、ルブレフが強烈なストロークを放てば、好調のチリッチもそれに応えるように正確で力のあるボールを放っていく。だが、互いにサービスキープが続く中で、よりアグレッシブになっていったルブレフがプレッシャーをかけていくと、チリッチは苦しいサービスゲームが続く。サーブポイントでしのいでいたチリッチだが、5-5の第11ゲームでルブレフが均衡を破り、ブレークに成功。7-5で第1セットを奪う。

だが、チリッチも黙ってない。第2セットではルブレフのストロークが不安定となった第2ゲームでチャンスを手にすると、これを確実にものにして1ブレーク。リードを保ち、6-3でセットを奪い返す。

勢いづいてきたチリッチは第3セットもサーブを生かして、テンポ良くサービスキープしてリターンゲームに集中。第7ゲームで角度をつけたショットでルブレフを崩し、ブレークして6-4でセットを奪取。勝利まであと1セットとする。

第4セットは、一進一退の攻防が続く中でアンフォーストエラーがわずか3本と、安定したルブレフがワンチャンスを生かして6-3。戦いは最終セットにもつれた。

互いに最初のサービスゲームをキープしてスタートした最終セット、第3ゲームの1ポイント目でチリッチのドロップショットでアウトとコール。主審もアウトの判定を下したが、チリッチが抗議すると、ルブレフは大事な1ポイント目のやり直しを認めるスポーツマンシップを見せる。ここまでの戦いを互いに認め合っていることを象徴したシーンだった。

意地と意地がぶつかった激しいラリーの応酬が繰り広げられた最終セットは、互いにピンチをしのいで4時間超え。6-6となり、10ポイントタイブレークに突入した。ここでチリッチの攻撃力が生きる。3本のサービスエースなどルブレフにチャンスを与えず、リターンをコート深くに鋭いショットを放って圧倒。1-2から9連続ポイントで4時間10分の激闘を制した。

チリッチのグランドスラム4強は、2018年全豪オープン以来のこと。全仏オープンでは初めての準決勝進出を決めた。

今大会4回戦のメドベデフ戦に続いてルブレフも撃破したチリッチ。トップ10選手を2試合連続で破ったのは、決勝で当時世界ランク11位の錦織圭(フリー/同83位)を下し、グランドスラムタイトルを獲得した2014年のUSオープン準々決勝でトーマス・ベルディヒ(チェコ)、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を破って以来。その時の再現となるのだろうか。

チリッチは準決勝で、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)とホルガー・ルーネ(デンマーク/同40位)の勝者と対戦する。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

【特集】全仏オープン2022の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

注⽬の記事PICK UP