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2022.06.06

選手情報

<会見全文>全仏優勝ナダル、大会中注射で足を麻痺させながらプレーしていたと衝撃の事実を明かす[全仏オープン]

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「この2週間は、極限の状態でプレーしていたんだ」

Q.練習試合では、何度もルードと対戦しているそうですが、彼はあなたに勝ったことはありますか?

「覚えていないな。ごめんね(苦笑) 練習(の勝敗)は覚えてない。ただ、キャスパー(ルード/ノルウェー・同8位)は素晴らしい選手だよ。トップのランキングにいて、毎年向上している。昔はクレーコートだけが得意だったけど、今やほかのサーフェスでもタイトルを獲得しているし、大きな大会でもしっかり戦っている。このスポーツは、日々の積み重ねこそが最も重要だし、価値あることなんだ。彼はそれができている。常に向上しようとしている。彼にとって今日がタフな1日だったとしても、この成果を誇りに思っているだろうし、チームも彼のことを誇りに思っていると思う。彼が達成したことは、それだけ大きなことなんだ。もちろん、彼の家族にとっても素晴らしいことだ。我々はお互いをよく理解している。どれほど良い人間なのかってこともね。将来、彼が(グランドスラムの)トロフィーを掲げるのを見るのが楽しみだよ」


Q.ご自身の将来について教えてください。また大会中、足はどれくらい大変だったのでしょうか?

「考え方は変わっていないんだ。前の日も言ったけど、今のような状況でプレーを続けるのは無理だし、このままではいけないと思っている。仕事を続けながら、解決策や改善策を見つけようとしているよ。この2週間については、驚きと感動に満ちたものだった。でも、大会中は足のことは話したくなかった。みんなも知っているはずだけど、大会後に話すと言っていた。言えることは、自分のテニスに集中したいし、ライバルたちに敬意を払いたいからで、何が起こっているのかをはっきりさせたくなかったんだ。この2週間は、極限の状態でプレーしていたんだ。足の神経に注射をしていたため、2週間プレーできた。注射のおかげで足の痛みがなくなっていた。でも、同時に感覚が麻痺するため、足首を曲げたり、ほかの動きをすることはリスクも大きかった。ただ、ローランギャロスは、ローランギャロス。私にとって、この大会がどれだけ大事にしているかは知ってのとおりだ。それ(注射)こそ、自分にチャンスを与える唯一の方法だった。私のテニスのキャリアにおいて、主治医がどんな困難な状況でも僕を助けてくれたことに、いくら感謝してもしきれない。

でも、足が眠ったままでは、競技を続けられないのは明らか。だから、今こそ復帰する時である。私たちは、何が起こっているのか、どんな可能性があるのかについて、何度も話し合ってきた。だから今、足への悪影響を作り出す2つの神経を眠らせることができれば、この感覚をずっと保つ治療ができれば、ということで、来週はそういうことをやる予定だ。いつかはまだわからない。英語でどう説明していいかもわからないが、神経に高周波を注射して、神経を少し焼いて、今あるような衝撃を長期間にわたって神経に与えようというものだ。うまくいけば、(プレーを)続けられる。うまくいかなかったら、また別の話になる。自分に対して、大事な判断をする準備ができているのか、問いかけてみる。例えば、大きな手術をすれば、再び競争力を発揮できる保証はないし、復帰には長い時間がかかるだろう。だから、私のテニス人生がそうだったように、一歩ずつやっていきたい。次のステップで、どうなるかを見てみたい。いつもポジティブに考えているけど、今抱えている痛みを少し取り除くことができるかもしれない。そうしてみて、芝のシーズンを頑張れるのかどうか考えてみたい」

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