close

2022.06.13

選手情報

世界205位が2位を“ジャイキリ”、ツアー2大会目のファン・ライトーフェンが初優勝「夢のような一週間だった」[リベマ・オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

写真提供:ゲッティ イメージズ

世界2位メドベデフに第2セットは1ゲームしか与えずに優勝

世界ランク205位の選手が世界No.1にもなった選手を破って優勝を果たす。滅多にない大番狂わせが起きた。6月12日、ATP250「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス)シングルス決勝、第1シードのダニール・メドベデフ(世界ランク2位)は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のティム・ファン・ライトーフェン(オランダ/同205位)と対戦。ファン・ライトーフェンが、6-4、6-1でメドベデフを下し、キャリア初のツアー優勝を成し遂げた。

【動画】“ジャイアントキリング” ファン・ライトーフェン対メドベデフ決勝ハイライト

決勝までの3試合をすべてストレート勝利と順調に勝ち上がってきたメドベデフと、1回戦で予選勝者のマシュー・エブデン(オーストラリア/同443位)、2回戦でジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同33位)、準々決勝でヒューゴ・ガストン(フランス/同67位)、準決勝でフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同9位)を破ってきたファン・ライトーフェンによる決勝。

第1セット第1ゲーム、ファン・ライトーフェンはファーストサーブを高確率で入れ、強烈なフォアハンドで押し込み、片手バックハンドでダウン・ザ・ラインにウィナーを決めてラブゲームでキープに成功。1ポイントごとに、地元ファンが盛り上がる。すると、続くゲーム、0-40といきなりブレークチャンスがやってくる。2本凌がれたものの、メドベデフがダブルフォールト。2-0とする。

最初のキープに失敗したメドベデフだが、直後にミスを引き出してブレークバックに成功する(0-40でメドベデフに鼻血が出て試合がストップする)。第6ゲームでファン・ライトーフェンは、トリプルのブレークポイントを迎えるが、あと1本が奪えず。互いにキープしてセット終盤へ。ファン・ライトーフェンの5-4で迎えたリターンゲーム、ネットに出てきたメドベデフに片手バックでパッシングショットを決めて15-40とチャンスを作ると、続くポイント、チャンスでクロスへフォアハンドのウィナーを決めてブレーク。6-4でセットを先取する。

第2セット、ファン・ライトーフェンの調子はさらにアップし、逆にメドベデフはミスが目立つように。すると、ファン・ライトーフェンが第2、第4ゲームとブレークしてセット開始から5ゲーム連取。メドベデフサーブの第6ゲームで握ったチャンピオンシップ・ポイントとなるブレークポイントは決められなかったが、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップの第7ゲームをラブゲームでキープ。最後、メドベデフがリターンをネットすると、芝の上に大の字に倒れ込んで喜びを爆発させた。

なんとATPツアー本戦は2大会目、グランドスラム本戦未出場のファン・ライトーフェンがオールストレート勝ちで優勝。そのスピーチでは「僕にとって初めての優勝で、慣れるのに時間がかかりそうだよ。今週は夢のような一週間だった。謙虚な姿勢で、当たり前のことを当たり前に行い、騒ぎ立てなかったチームに感謝したい。観客の皆さんの応援がすごかった。皆さんに感謝したい」と歓喜の言葉を述べた。

敗れたメドベデフは「素晴らしい1週間だった。決勝で世界2位をストレートで破ったんだから、いい気分だろうね(笑) この調子を続けてほしい。ジュニア時代の君を覚えている。才能があるから、もっと大会に出るべきだね。あなたとあなたのチームに祝福を」と殊勲をあげたファン・ライトーフェンを称えた。今週更新された世界ラんキングでライトーフェンは、205位から106位に大きくジャンプアップを果たしている。

※ランキングは6月6日付のもの


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録