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2022.06.23

選手情報

USオープンが車いすテニスドロー数拡大、ジュニア選手権初開催を発表

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過去最大規模で車いすテニスが開催されることが決まる

現地6月22日、USTA(全米テニス協会)は「USオープン2022」で、他のグランドスラムに先駆けて車いすテニス男女シングルスのドローを16選手に拡大すること、同競技のジュニア選手権を開催することなどを発表した。

【動画】USオープン2021男子シングルス決勝国枝慎吾vs.ヒュウェットマッチハイライト

今回USTAが発表したのは、車いすテニス男女シングルスのドロー数を倍増の16にすること、ダブルスのドロー数を8にすること、クアードのドロー数を8にすること、そしてジュニア選手権を男女シングルス各8選手のドローで初開催(グランドスラムでは初)するということだ。これらにより、多くの車いすテニス選手にグランドスラムで戦う機会を提供するとともに、ランキングポイントや賞金獲得の機会を与えることとなる。

先日行われた全仏オープンでも、車いすテニス男女シングルスのドロー数が8から12と増加。プロ宣言をした16歳、小田凱人(東海理化/世界ランク8位)がグランドスラムデビューを果たしている。

USオープンのトーナメンディレクター、ステイシー・アラスター氏は「グローバルリーダーとしての役割を果たし、すべてを網羅して、平等性を推進するというUSTAの目標を推進できることを光栄に思う。今回の決定によって、パラリンピックスポーツの車いすテニスがさらに成長できるよう願っている。またジュニア選手権については、このスポーツ最大の舞台においてトップジュニア選手を紹介することで、若い障害者の方も最高レベルの競技を目指すことができることを示せればと思っている」と声明を発表している。

今回の決定により、男子シングルスでは同13位の三木拓也(トヨタ自動車)、同17位の荒井大輔(BNPパリバ)、女子シングルスでは同8位の田中愛美(長谷工コーポレーション)、同15位の船水梓緒里(三菱商事)、同16位の高室冴綺(スタートライン)、ジュニア女子シングルスでは、ジュニア同8位の高室侑舞(荏原湘南スポーツセンター)といった選手に出場の可能性が出てくる。

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