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2022.06.27

選手情報

アルカラス、「一番難しいのは動き」と芝コートの不安要素もBIG4のプレーを参考「真似しようと思っている」[ウィンブルドン]

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Photo by Getty Images

アルカラス、第5シードとして2度目のウィンブルドンに臨む

現地6月26日、開幕前日となった「ウィンブルドン」は、大会前の記者会見を実施。世界ランク7位の19歳、カルロス・アルカラス(スペイン)が出席し、2度目のウィンブルドンの戦いに向けて「一番難しいのはやはり動きの面」と不安要素を口にしたものの、BIG4のプレーを参考に「どの大会でもいい結果を残せるように、優勝できるようと思って臨んでいる」とやる気をみなぎらせた。

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当時世界ランク75位でウィンブルドンデビューを飾った昨年は、初戦で内山靖崇(積水化学工業/当時同116位)とのフルセットの接戦を制したものの、2回戦でダニール・メドベデフ(当時同2位)に完敗。だが、そこから1年経ち、大きくランキングを上げて第5シードとして戻ってきた。

全仏オープン後は肘に問題があるとして、前哨戦を欠場したアルカラスは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)やラファエル・ナダル(スペイン/同4位)らが出場したエキジビションマッチ「ジョルジオ・アルマーニ・テニスクラシック」に出場。フランシス・ティアフォー(アメリカ/同28位)に4-6、2-6で敗れたが、会見では「うまくいっているよ。いつも言っていることだけど、芝でプレーするのは簡単ではないし、ウィンブルドン前の大会に出場できなかったから今週はタフになりそうだ。でも、準備はできているよ」と、調整が進んでいるという。

だが、芝コートでのプレーは2大会目。経験不足は否めず、「一番難しいのはやはり動きの面」と不安要素がある。それでも「ベストプレーヤーの練習を見ようと思っているんだ。(練習パートナーを務めた)ダニエル・エバンズ(イギリス/同33位)は芝の上でとてもいいプレーをしていると思う。(ロジャー)フェデラーや(ノバク)ジョコビッチ、ラファ(ナダル)、アンディ(マレー)のビデオをいつも見ていて、彼らの動きなどを真似しようと思っているんだ」と、スライスを巧みに操るエバンズやBIG4のプレーを参考に戦うつもりだ。

また、“クレーキング”として全仏オープンを14度制したナダルを引き合いに、「もちろんラファのプレーはクレーコートで映えるものだよ。でも、芝のコートでたくさん勝ち、ウィンブルドンは2度勝っている。ネットに出たり、アグレッシブにプレーして芝コートにうまく適応して、プレーできると思っている。準備がうまくいかなかったと言ったけど、どの大会でもいい結果を残せるように、優勝できるようと思って臨んでいるよ」と、自身も芝コートで勝てるチャンスがあると語った。

順当に勝ち上がれば、準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)と対戦するが、まずは1回戦のヤン・レナード・ストルフ(ドイツ/同155位)との試合で好スタートを切りたいところだ。


■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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