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2022.07.31

大会情報

テニスのジュニア世界大会、“11歳以下・13歳以下の世界選手権”とも呼ばれる「ダブボウル」を紹介〈後編〉

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宿泊について

「ダブボウル」が行われる会場の近くには、数多くのホテルや民泊施設「Airbnb」がある。基本的に市内はどこも安全なので、借りる場所は車があるかないかで決めることになるだろう。徒歩圏内にも数多くの宿泊施設があるので、宿泊する場所に困ることはない。実際に多くの選手が、会場から徒歩圏内のホテルやアパートに滞在していた。参考までに3つの滞在先を紹介する。

●1階にボスニア料理のレストランがあるホテル
大会に参加している選手が多く滞在していたホテル。会場であるドゥブロヴニク・テニスセンターから徒歩7分程度。1階にボスニア料理のレストランがあり、開放的なテラスで食事や飲み物を楽しむことが可能。

〈Hotel LERO〉
https://hotel-lero.hr/


●1階にパン屋があり、コートからは徒歩5分の距離にあるアパート


コートから徒歩5分の距離にあるアパートの共有スペース

オーナーが所有する一つのアパートのうち3部屋を貸し出している。オーナーも同じアパート内に暮らしており、共有スペースであるテラスに行くとオーナーがくつろいでいたりする。費用はリーズナブルだが、部屋によって洗濯機がないため、選手にとっては少し不便な部分もあるだろう。とはいえ、会場からもビーチからも徒歩約5分と最高の立地であるに加え、階下にはパン屋、すぐ近くにたくさんのレストランがあるので、テニスだけでなくそれ以外の時間を楽しむにはぴったりだ。

〈Dubrovnik Apartments Kovacec〉
http://www.booking.com/Share-CdsrdN


●修道女が同じ敷地内に住むアパートメント
こちらはテニスセンターから徒歩4分ほどのアパート。敷地内にフットワークなどの練習ができるスペースがあり、選手にとってはありがたい環境だ。部屋も素晴らしく、乾燥機はないが洗濯機は完備。食洗器もあるので質の高い暮らしを求める人におすすめしたい。教会の裏にあり、同じ施設内には教会で働く修道女たちが暮らしている。

〈Apartment Five angels〉
http://www.booking.com/Share-HoTrPL


Apartment Five angelsの様子

このアパートのオーナーは複数の物件を所有しており、こちらのリンクから物件を探すことができる。

移動はUberが便利!

町の中には流しのタクシーも多く、つかまえるのは簡単だ。ただし注意したいのが、タクシー内のメーターが見にくく、正しい金額が分かりにくいところ。慣れていなければなおさらだ。その点Uberなら、あらかじめ金額が分かっているので安心だ。基本的にどのドライバーも親切で、感じがいい。

魅力的なレストランがたくさんある

ドゥブロヴニクに来たらレストランには事欠かない。見渡せば、どこにでも魅力的なレストランがあり、食べ物を得るのに困ることはないだろう。中でも「タージマハル」というレストランは、ドゥブロヴニク・テニスセンターから徒歩10分以内にあり、店内も広く、おいしいボスニア料理を楽しめるのでおすすめだ。店内で食べるだけでなく、テイクアウトもできる。


レストラン「タージマハル」でテイクアウトしたパスタとブリトー、ポテト付き

せっかく海沿いの町に滞在するのだから、海の幸も堪能したい。会場近くの「El Toro」というレストランは、シーフードが楽しめるのでおすすめだ。テイクアウトする場合、待ち時間が非常に長いのだが、待っている間に飲み物を飲みながらテラスでゆっくりするのにちょうどよい時間だと考えると、それすら楽しむことができる。


ドブロブニクに行ったらぜひ食べたいイカ墨リゾット

テニスを通じた貴重な体験

日本からクロアチアまで決して近くはない。それでも日本やアジアという枠を飛び越えて、あえてまったく異なる文化の中に飛び込み、テニスを通じて他では得がたい体験ができることこそ「ダブボウル」の魅力だ。もちろん勝ち負けも重要だが、実際に参加してみると、テニスの結果を超えて生まれる素晴らしい交流や子どもたちの成長を目撃することができた。

ドゥブロヴニクの人々は来訪者に対してとてもフレンドリーであることも、この大会の魅力をさらに高めている。治安もよく、安心して訪れることができる最高の町だった。


観光客でにぎわう旧市街

「ダブボウル」大会公式ホームページ
https://tenisdubrovnik.com/dubrovnik-dub-bowl/



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写真=山根ゆずか