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2022.08.12

選手情報

キリオス、同胞デミノーを下しベスト8! 10日間で9試合こなすスケジュールも「疲れていても良いボールが打てる」[ナショナル・バンク・オープン]

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Photo by Getty Images

好調キリオス、デミノーに快勝でベスト8入り

現地8月11日、「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)シングルス3回戦が行われ、ニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク37位)が、同胞のアレックス・デミノー(同21位)を6-2、6-3で下し、同大会で初めてのベスト8。シーズン後半戦に入り、単複で16戦負けなしとタフなスケジュールをこなしているが、「疲れていても良いボールが打てる」と自信をみなぎらせた。

【動画】好調キリオス、同胞のデミノーを下し大会初のベスト8! マッチハイライト

先々週の「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ATP250)をダブルスで制したキリオスは、先週行われた「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)を単複で制覇とタフなスケジュールの中、順調に勝ち星を伸ばしている。

今大会では、初戦でセバスチャン・バエズ(アルゼンチン/同32位)を6-4、6-4で下すと、2回戦で世界ランク1位のダニール・メドベデフを6(2)-7、6-4、6-2と逆転で下し、同大会5年ぶりにベスト16入りを果たした。

この日の相手は、同じオーストラリアのデミノー。ツアーでは初対戦となったが、キリオスは序盤から快調に飛ばして一気に4ゲームを連取する。テンポの速いテニスでライン際に厳しいボールを放ち、デミノーにチャンスを与えることなく6-2と、キリオスのアンフォーストエラーはわずか1本。14本のウィナーを放ち、23分で第1セットを先取した。

続く第2セットでは、2度のブレークを許したキリオスだが、リターンゲームではそれを上回る4度のブレークに成功。デミノーにリードを譲ることなく6-3で締め、快勝で初のベスト8入りを決めた。

試合後、キリオスは「とてもタフだったよ。一日中、気分が悪く、かなりナーバスになっていたんだ。もちろん親友であり同胞の彼と対戦するのも簡単なことじゃない。彼はリターンがとてもうまいからビッグサーバーとの相性がいい。今日のプレーには満足しているよ」とコメント。

シーズン後半戦から単複で勝利を挙げ、16戦いまだ負けなしのキリオス。疲労感があると認めながらも「疲れていても良いボールが打てるし、サーブもできる。もちろんリターンも自信があるし、ベースラインからのプレーにも自信がある」とすべてのプレーが噛み合っているという。

「今は、僕がとても良いプレーをしているからみんな僕と対戦することに神経質になっているような気がする。それをうまく利用しないとね。自分が何のためにプレーしているのか心の底ではわかっている。たくさんのことが僕を奮い立たせ、やる気にさせてくれるんだ。疲れているのは確かだけど、それでも良いプレーを続けるよ」と勝利へ向けて突き進むだけだとした。

キリオスは準々決勝で第8シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同10位)と対戦する。

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