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2022.09.01

選手情報

元世界No.1マレーが6年ぶりの3回戦進出! 尻上がりに調子を上げてアメリカ期待の20歳に貫禄の勝利 [USオープン]

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Photo by Getty Images

セットを失うも3セット連取で勝利したマレー

現地8月31日、USオープン男子シングルス2回戦、元世界No.1アンディ・マレー(イギリス/世界ランク51位)がエミリオ・ナバ(アメリカ/同203位)と対戦し、5-7、6-3、6-1、6-0で勝利。6年ぶり12度目となる3回戦進出を決めた。

【動画】マレーが6年ぶりの3回戦へ! アメリカの若手に逆転勝ち マッチハイライト 

マレーは1回戦、第24シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同27位)にストレート勝利。ナバはジョン・ミルマン(オーストラリア/同103位)をフルセットの末に下している。

試合開始からマレーはポジションを下げて丁寧にラリーを展開。いきなり3度のブレークポイントを作ったものの、ブレークはできず。その後、マレーは危なげなくキープするが、ナバは対照的に苦労しながらもキープしていく。

いつマレーがブレークするかと思われたが、先にブレークしたのはナバだった。第8ゲーム、強気のフォアハンドで押し込んでチャンスを作ると最後はスマッシュを決めてブレークに成功して5-3とする。続くサービング・フォー・ザ・セットをキープしきれなかったが、第12ゲームで粘ってブレーク。7-5でセットを先取する。

ラリーをコントロールしながらも、セットを先取されたマレー。第2セット、テンポを早めて打っていくと、第5ゲームでこの試合初めてのブレークに成功。第9ゲームでもブレークに成功して6-3でセットを奪取。さらに第3セットもリズム良くプレーし、2ブレークして6-1で連取する。

流れを変えるためにも確実にキープしてチャンスを待ちたいナバだったが、第4セット第1ゲーム、気負いからか連続ミスが出てブレークされてしまう。ブレークバックすべく、リスクを背負って強気のショットを打っていくがマレーを崩せない。逆に第3、第5ゲームでもブレークされて万事休す。尻上がりに調子を上げたマレーが、3セット連取してベスト8となった2016年大会以来12度目となる3回戦進出を決めた。

試合後、マレーは、「彼のフォアハンドのスピードはツアー喉のプレーヤーよりも速かった」と才能を認めつつ、自身のフィジカル面の向上も再認識。「今日の試合の終わりには、僕の方が彼よりもフィジカル的に強かったと思う。試合が進むにつれて、僕のプレーも良くなったし、コートの中での動きもいい感じだ。ディフェンスも1年前より良くなっているし、ウィナーを打たれることも少なくなった」と良いコンディションで戦うことができているとした。

続く3回戦、マレーは第13シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同14位)と対戦する。


■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)

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