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2022.09.11

選手情報

アルカラスとルードがグランドスラム初優勝、世界1位をかけて激突! 国枝慎吾が年間グランドスラムに王手、上地結衣が絶対女王と対戦 [USオープン]

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男子シングルス決勝でアルカラスとルードが激突! 車いすテニスの国枝慎吾、上地結衣も登場

今年最後のグランドスラムとなったUSオープンは、現地9月11日に大会最終日を迎え、男子シングルス決勝や女子ダブルス決勝などが行われるほか、車いすテニスでは年間グランドスラムを懸けて戦う国枝慎吾(ユニクロ/車いす世界ランク1位)や上地結衣(三井住友銀行/女子同2位)が登場する。

【表】大会最終日(現地9月11日)の試合予定&男女シングルス勝ち上がり表(日本語版)

センターコートのアーサー・アッシュ・スタジアム第1試合(日本時間12日2時)では、女子ダブルス決勝が行われ、今年の全豪オープンとウィンブルドンを制しているバルボラ・クレイチコワ(女子ダブルス同7位)/カテリーナ・シニアコワ(同3位)のチェコペアが登場。地元アメリカ勢でノーシードから勝ち上がってきたキャサリン・マクナリー(同22位)/テイラー・タウンゼント(同103位)を迎え撃つ。

そして、この日の注目は男子シングルス決勝。センターコート第2試合(日本時間12日5時)で第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン/男子同4位)と第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同7位)が対戦。

今季ツアー4勝を挙げているアルカラスは、3回戦まで1セットも落とすことなく勝ち上がったものの、4回戦のマリン・チリッチ(クロアチア/同17位)、準々決勝のヤニック・シナー(イタリア/同13位)、準決勝のフランシス・ティアフォー(アメリカ/同26位)と3試合連続のフルセットの厳しい戦いを制して決勝へ。

一方、全仏オープンで準優勝しているルードは、セットこそ落としているものの3回戦のトミー・ポール(アメリカ/同34位)戦でフルセットを戦ったのみとなっており、合計試合時間ではアルカラスより1時間53分短く、フィジカル面では若干のアドバンテージがある。

対戦成績は、アルカラスの2勝0敗。直近では、今年4月のATPマスターズ1000マイアミ大会決勝で対戦し、7-5、6-4でルードを下して優勝。ルードは1セットも奪うことができていない。

どちらが勝ってもグランドスラム初優勝。そして、アルカラスが史上最年少19歳4ヵ月で世界1位になるのか、それともルードがノルウェー人として初の世界1位の座に就くのだろうか。

また、ルイ・アームストロング・スタジアムでは、車いすテニス男女シングルス決勝が行われ、第1試合(日本時間12日1時)に、男子では史上初の年間グランドスラムと大会3連覇がかかる国枝が登場。6年連続で決勝に進出し、同大会3年ぶりの優勝を狙う第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/車いすテニス同2位)と対戦する。

両者は、今年の全豪オープンとウィンブルドンの決勝でも対戦し、フルセットの激闘の末に国枝が勝利して生涯ゴールデンスラムを達成。USオープンでは、国枝は2勝3敗と負け越しているものの、2020年、2021年と決勝で対戦し2連勝。これまで27戦し15勝12敗で勝ち越している。国枝が、通算51度目(うちダブルス22度)のグランドスラム制覇、そして男子では史上初の年間グランドスラムを達成するのか注目が集まる。

第2試合では、車いすテニス女子シングルスの上地が、第1シードのディーデ・デグロート(オランダ/車いすテニス女子同1位)と対戦する。

2014年、2017年大会で優勝経験のある上地は、今大会でも順調に勝利を重ね、USオープンで8大会連続となる決勝に進出。しかし、4年連続で優勝の壁となっているのが、“絶対女王”のデグロートだ。

デグロートは、2021年全豪オープンからグランドスラム7大会連続優勝と東京オリンピック金メダルを獲得し、タイトルを総なめ。約1年7ヵ月も敗戦がなく、驚異の64連勝を飾っており、大会4連覇と2年連続の年間グランドスラムを狙う。

上地にとって13連敗中のタフな相手となったが、強敵を跳ねのけて2020年全仏オープン以来となる8度目のグランドスラム・シングルス優勝を成し遂げることができるか注目だ。


■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」

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