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2022.10.25

メーカーズボイス

テニス用インソールのおすすめ! 低価格で高品質が売りのプリンス『アーチサポーター3.0』

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テニス用インソールのおすすめ
新『アーチサポーター3.0』はコスパ高!

「インソール」、あなたのテニスシューズには何が入っているだろうか??

一般プレーヤーでもかなり広まってきた市販の「カップインソール」ではあるが、使ったほうがより良いのだろう、くらいの認識の方が多いかもしれない。

日本人といえば“幅広甲高”と言われてきたが、時代も変わり、今ではワイズでいう2E以下が多いとも言われている。“自分の足は幅広だ”、そんな勘違いをしている人も少なくないためか、ショップでは「とにかく幅広のシューズが売れる」のが現状だという。前後左右に余裕がある=フィットしていないシューズを履くと、動き出しが遅くなって静止時にはズレが生まれてしまい、最悪の場合ケガを引き起こすことにもなる。自分の足に合うシューズとは、窮屈さを感じるくらいというから、ショップでぜひ相談したいところである。

そんな日本特有の状況を知っているからこそ、プリンスは他ブランドに先駆けてインソールの重要性にを長らく説いてきた。2001年に発売されたモデル「エアロフィットゲーム」では交換用に“立体形状のカップインソール”を付けて販売している。まだインソールの重要性が広く知られていない当時としては画期的と言える中での販売に反響も多く、そのインソールだけを販売してほしいという問い合わせも絶えず受けていたという。





その後、「アーチサポーター2.0」として進化させると、2020年に安定性+快適性が売りのモデル「ワイドライト」に、このインソールを採用することになる。

多くのテニスシューズに入っている、ただ柔らかいだけのインソールに慣れている人にとっては、違和感を感じることになる新『アーチサポーター2.0』の採用。プリンスとしてもチャレンジではあったものの、その好反響は当初の予想を上回るものだった。「予想以上に良かった」「通常のインソールは痛いがこれは大丈夫だし、効果を感じられた」「このインソールを市販化してほしい」、そんな声をもらい、プリンスはこの10月からさらにアップデートされた新『アーチサポーター3.0』の市販化をスタートさせた。


低価格で本格思考のものを!
試行錯誤の末に作り上げた
『アーチサポーター3.0』


ところで、そもそもインソールの効果とは何なのか? 答えは2つ、「故障防止」と「パフォーマンスUP」である。

インソールを使ううえで重要なのが足にある“アーチ”で、(1)「横アーチ」 (2)「内側縦アーチ」 (3)「外側縦アーチ」と3つある。
最も有名なのが(2)「内側縦アーチ」で土踏まずにある弧だろう。目視ではわかりづらいが、かかと〜小指球(小指の第2関節部分あたり、屈曲する部分)にかけても(3)「外側縦アーチ」があり、拇指球(小指の第2関節部分あたり、屈曲する部分)〜小指球にかけては(1)「横アーチ」が存在する。アーチが着地時にツブレ、動き出しの際にアーチが高くなってエネルギーを作り出す。





大事な3つのアーチは、すねや足底の筋肉によって支えられている。そのため疲労の蓄積や老化による筋力低下などでアーチが低くなることも。そうなると衝撃吸収が難しくなり、次への動き出しも遅くなってしまう。市販されている「インソール」は、機能の差異こそあれアーチを保つ機能が最も大きい。しかし、それらは機能的なものになると1万円を超えるのがあたりまえ。ここは消費者にとって痛いところである。

「低価格で本格思考インソールを改めて作りたい」、プリンスはインソール専門の先生や国家資格の柔道整復師をはじめ、いくつもの資格を持ち、テニスインストラクターで日本テニストレーナー研究会にも所属している濵野譲二(はまの整骨院)さんに相談を持ちかけた。

ここから試行錯誤の日々が始まる。足の形状は人によっても異なるため、万人に使いやすいユニバーサル・デザインのインソールを作るのは簡単ではない。3つのアーチの高さやわずかな形状の違い、骨配列を保つための形状、最適な素材の硬度など幾度も試作品を作りながら、できたのがこの『アーチサポーター3.0』なのだ。

特に苦労したのが、インソールの裏側中央にある突起形状。これは足の骨のバランスを保つために設けられたものだが、その形状、突起の高さなどを何回も作り直したのだという。





足の3点アーチをサポートして疲労を軽減し、2層構造の立体形状でより衝撃を吸収する、さらに安定感を生むため、シューズとの一体感を増すためにヒール部分は深いカップ形状となっている。その性能を考えると、税込3,300円はかなりお手頃と言える。





ちなみに3つのアーチが崩れると、外反母趾、内反小趾、足底筋膜炎といった足のトラブルを引き起こすと言われている。

『アーチサポーター3.0』の性能を体感できる、おもしろい実験がある。足を肩幅に開いて立ち、前から斜め下に強く引っ張ってもらう。通常ならバランスを崩して一歩前に足が出てしまうのだが、『アーチサポーター3.0』の上に足を乗せてみるとバランスを崩すことなく、引っ張りに耐えられるのだ。これは、インソールが3つのアーチをサポートしているからこそと言える。





とはいえ、インソールの性能とはわかりづらいもの。編集部(川)、(広)が実際に履いてのインプレッションも続けてお届けしたい。



インプレッション
編集部(川)

一歩踏み出すと明らかに違う
土踏まずにフィットして
アシストしてくれる

<ポイント>
・違和感も少なく初めての人に良い
・土踏まずにしっかりフィットしてくれる
・ホールド感があって動きやすい

インソールを入れ替えて、履いた瞬間は「?」となったが、一歩踏み出すと明らかに違う。踏み出すと同時に、コートを蹴ってくれるのをアシストしてくれている印象がある。

こういったカップインソールを初めて使うという人は少し違和感を持つかもしれないが、『アーチサポーター3.0』はその点いいかもしれない。“硬い”という類ではなく、足感触が柔らかなので、それほど違和感もないはず。ただ、劇的に変わるか動きが変わるわけではなく、あくまでアシストするものであることを理解しておくべきだ。

プレー中にも違和感はなく使用でき、インソールのアーチが土踏まずにしっかりフィットしてくれる。ホールド感があって動きやすく、靴の中で足が動きづらくなった感じがわかる。







インプレッション
編集部(広)

土踏まず部分の
「内側縦アーチ」のキープが歴然!

シューズと足の一体感も高まる

<ポイント>
・「内側縦アーチ」のキープがはっきりわかる
・履いていても痛くない!!(これ大事)
・足とシューズが一体化した感じになる

元々から入っているインソールと比べると、明らかな差がある。まずは「内側縦アーチ」のキープだ。市販のインソールの場合、カーボン製などかなり硬い形状のものもあって高さが合わないと痛いし、元から入っているインソールだと何も感じない。『アーチサポーター3.0』は斜め下から、土踏まずのアーチを優しくサポートをしてくれる感じだ。

いざ動き出してみると、アーチを保つアシストをしてくれるためか、蹴り出しの力を感じる。近年、踏み出しの際に足首が内側に倒れるオーバープロネーション(過回内)の危険性が叫ばれているが、これならば内側から倒れ込みを支えてくれるため、危険度が低くなるだろう。

またボウル状になっているヒールもポイントで、シューズに入れるとやや狭まった状態になり、かかとがしっかり収まるので、足とシューズが一体化した感じになる。元々かかとの脂肪は、衝撃を吸収するために付いていると言われるが、シューズ自体の衝撃吸収性に加えて、自身の衝撃吸収素材も活かせるわけだ。

これを使用することで、劇的に動きが変わるといったものではない。とはいえ、しっかりアーチを保ってくれるということは、それだけケガを遠ざけるということでもある。これで税込3,300円はコスパ大と言える。市販のインソールに興味があるが、まだ試せていないという方には、良いチョイスではないだろうか?







取材協力 グローブライド株式会社
フリーダイヤル  0120-506-204
https://princetennis.jp/product/as001


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