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2020.08.27

選手情報

大坂なおみが黒人銃撃事件を受け、W&Sのボイコットを示唆

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世界ランキング9位の大坂なおみ(日清食品)が、現在開催されている「ウエスタン&サザン・オープン」(アメリカ・ニューヨーク/WTAプレミア5)を棄権することを自身のSNSで示唆した。

その原因とされるのが、8月23日にアメリカ・ウィスコンシン州で起きた警官による黒人男性の銃撃事件だ。
今年5月、ミネソタ州ミネアポリスでは黒人男性のジョージ・フロイドさんが、警官にヒザで頚部を押さえつけられ、亡くなった。この抗議活動が全米各地で行われ、SNSには「#BlackLivesMatter(黒人の命は大切)」のキーワードが拡散。

そう言ったムーブメントがある中で起きた事件に大坂は、「私はアスリートである前に黒人女性です。そして、黒人女性として私のプレーを見ることよりももっと重要なことがあると感じています」と、この事件に抗議。そして、「私がプレーしないことで劇的に変わるとは思いませんが、白人が多数を占めるスポーツで対話を始めることができれば、正しい方向への第一歩だと考えています。警察による黒人の虐殺を見ていると、正直胃が痛い。数日おきに新しいハッシュタグが出てくるのも疲れました。いつになったらよくなるのだろうか」と投稿し、明日予定していた準決勝をボイコットすることを示唆した。


同様の動きがNBAやMLBでも見られ、黒人選手やチーム自体が試合のボイコットを行い、試合の延期が決定している。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma