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2020.09.01

大会情報

<USオープン1日目>日本人対決を制した大坂が2回戦進出! 内山はフルセットの末の惜敗…

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8月31日、USオープン初日が行われ、日本選手3人が登場し、第4シードの大坂なおみ(日清食品)が土居美咲(ミキハウス)を6-2、5-7、6-2のフルセットで下し、2回戦進出。男子では内山靖崇(積水化学工業)が第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)と対戦し、6-4、3-6、6-1、3-6、3-6の逆転負け。グランドスラム初勝利とはならなかった。

同大会の2018年覇者として、センターコート第4試合に姿を現した大坂は、3月に白人警官に射殺された黒人女性のブリオナ・テイラーさんの名前を入れたマスクを着用して入場。不安視された左足の太ももにはテーピングも巻かれていなかった。
第1セットこそ順調にポイントを重ね、セットを奪ったが、第2セットは土居の粘りにミスが出てしまい、セットを失う。
しかし、集中力は切れず。「この大会で意識しているポイントは冷静さを保つこと」(大坂)と語るように、気持ちを切り替えて第3セットへ突入する。
その第3セット第1ゲーム、大坂は土居のミスを見逃さずブレークすると、第7ゲームでもブレークに成功。土居との長いラリー戦も粘り強く制し、5年連続となる2回戦進出を決めた。

試合後、大坂は「私にとって長い試合をすることは問題ではありません。1回戦はいつもタフな試合ばかりな気がします。久々の(土居)美咲との試合で勝つことが期待されているように感じました。そのストレスを発散するように、長い試合ができてよかった」とコメント。
次戦の相手であるカミラ・ジョルジ(イタリア)には、2018年の東レ・パンパシフィック オープンテニスで対戦しており勝利。「私は強打する選手と対戦するのが大好き。とても楽しい試合になると思う」と試合を楽しみにした。

男子では、第20シード、パブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)との1回戦となった内山靖崇。第1セット、ファーストサーブが68%と入り、リズム良く試合に入ると、先にブレークして第1セットを6-4で奪取する。続く第2セットは最初のサービスゲームでブレークを許し、3-6で奪われたが、第3セットは、攻撃的なテニスを展開し6-1と相手を追い込む。しかし、カレーニョ・ブスタはここで集中力を高めた。第4セットを失うと、勝負の最終セットへ。内山は得意のサーブを武器に、ネットに果敢に出てポイントを奪っていくが、第1ゲームのサービスゲームを落としたことが大きかった。粘りを見せたが、3-6で落とし、初戦敗退となった。



大会2日目! 西岡が
センターコートでマレーと対戦

迎える大会2日目、まずアーサー・アッシュ・スタジアムの第1試合で西岡良仁(ミキハウス)が、アンディ・マレー(イギリス)と対戦する。ともに、カウンターを武器とする両者の試合は、どんな展開となるか。西岡のプレーが楽しみだ。そしてルイ・アームストロング・スタジアムの第1試合には日比野菜緒(ブラス)が登場。第10シードのガルビネ・ムグルザ(スペイン)と対戦する。さらに第12番コートでは、第2試合にダニエル太郎(エイブル)とグレゴワール・バレール(フランス)と対戦、同じコートの第5試合に杉田祐一(三菱電機)が登場。ウーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。そして、第15コート第5試合で奈良くるみ(安藤証券)がパトリシア・マリア・ティグ(ルーマニア)と、第17番コート第5試合では、添田豪(GODAI)が、第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。

そのほか、センターコートには第2試合で第3シードのセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)が登場し、クリスティーン・アーン(アメリカ)。同センターコートのナイトセッション2試合目で、昨年準優勝で第3シードのダニール・メドべデフ(ロシア)がフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)と対戦。ルイ・アームストロング・スタジアム第2試合には、第2シードのドミニク・ティエム(オーストリア)が登場。ジャウメ・ムナール (スペイン)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma