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2020.09.02

選手情報

元世界6位のスアレス・ナバロが悪性リンパ腫を明らかに

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9月1日、元世界ランキング6位のカルラ・スアレス・ナバロ(スペイン)が、悪性ガンであるホジキンリンパ腫と診断されたことを自身のSNSで明らかにした。



スアレス・ナバロは、豪快な片手バックハンドを武器にグランドスラムで7度のベスト8入りを果たしているベテラン。昨年12月の時点では今シーズンを最後に現役から退く意思を明らかにしていた。今年2月のカタール・オープンでペトラ・クビトワ(チェコ)戦には出場したが、USオープンは体調不良で辞退していた。

その原因を探るため、様々な検査を行ったスアレス・ナバロ。医師から悪性リンパ腫であることを告げられたという。
WTA公式サイトによると、スアレス・ナバロは「様々な検査を行うため、出場予定だったアメリカでの2大会を欠場していました。結果は悪性リンパ腫と診断され、医師は早期に発見された治療可能な小さなリンパ腫であることを教えてくれました。必要な治療は明確で、半年間の化学療法を行います。それが私の今の目標です」とコメント。自身に立ちはだかる病と向き合っていくとしている。

自身がTwitterに投稿した動画には、テニスファンだけでなくトップ選手も反応。シモーナ・ハレプ(ルーマニア)は「本当にショックで悲しい。あなたのような強くて特別な人がこれを乗り越えることができることを確信しています」と語り、他にも多くの応援メッセージが送られた。

9月3日に32歳を迎えるスアレス・ナバロ。治療に専念し、カムバックすることを願うばかりだ。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka