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2020.09.05

大会情報

次世代を担う若手同士の対戦はシャポバロフに軍配<USオープン5日目>

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次世代を担うと期待されているデニス・シャポバロフ (c)Simon Bruty/USTA

USオープン5日目、次世代を担う両国期待の若手対決となった、デニス・シャポバロフ(カナダ)とテイラー・フリッツ(アメリカ)の戦いは、ビックサーブを中心とした速い展開のテニスに。接戦の末、3-6、6-3、4-6、7-6(5)、6-2でシャポバロフに軍配が上がった。

試合は両者1セットずつ取り合うと、第3、4セットともに先にサーブをブレークしたフリッツが優位にゲームを進める。第3セットはそのままフリッツが奪取。しかし、第4セットは4-5でシャポバロフがブレークバックすると、タイブレークも制しファイルセットへ。

これで勢いを取り戻したシャポバロフは、ギアをさらに上げ、第2ゲームでブレークに成功する。その後も、盤石なプレーを見せたシャポバロフが2回目のブレークでゲームセット。シャポバロフが4回戦へ進出した。一方、勝てる試合をあと一歩で逃したフリッツは落胆の表情だった。

試合直後のインタビューでシャポバロフは、「今日の彼は素晴らしいプレーだった。できることをやっていって結果、ちょっと幸運だった。とても大変だったが、5セットになると展開をチェンジし、パワーとリズム、サーブが良くなった、4回戦に進めてエキサイトしている」と答えた。

ここまでストレート勝ちのないシャポバロフ。フィジィカル的な疲労や次の対戦相手のダビド・ゴファン(ベルギー)について問われると「これまでのようにはいかないだろう。疲れはあるがリフレッシュして臨みたい。クロスゲーム、ロングバトルになるだろう」とインタビューを締めくくった。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)