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2020.09.08

大会情報

メルテンスが全豪覇者ケニンにストレート勝ちで準々決勝へ<USオープン8日目>

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(c)Simon Bruty/USTA

エリーゼ・メルテンス(ベルギー)
6-3 6-3
ソフィア・ケニン(アメリカ)

9月7日、全豪オープンチャンピオンとしてアメリカの期待を一身に背負うケニンとベルギー出身、世界ランキング18位のメルテンスの4回戦が行われ、ストレートでメルテンスが勝利。2年連続でUSオープン8強を果たした。

(c)Simon Bruty/USTA
ソフィア・ケニン (c)Simon Bruty/USTA

第1セット、第1ゲームでブレークに成功したメルテンスは、その後もケニンのミスに乗じて2度のブレークに成功。セットを先取する。
第2セットでもメルテンスは安定感を発揮。すると第6ゲームで、ケニンのバックハンドのミスが重なり、ラブゲームでブレークに成功する。5-3で迎えたマッチポイントでサービスエースを決め、試合終了。
メルテンスは20本のウィナーを奪い、アンフォーストエラーはわずか7本。一方のケニンは23本のウィナーを奪ったが、それを上回る26本のアンフォーストエラーを犯し、ブレークチャンスはわずか2本だった。地力を発揮する前に試合を終えたような印象で、元気がまったくなかった。

試合後のインタビューでメルテンスは、「今日は(ケニンに対して)アグレッシブに行くこと、コートの中にステップインすることをトライした。ファーストサーブも良かったし、それが大きなアドバンテージになった」と勝因を語った。一方で、セカンドセット途中から「ストレスを感じていた」と言うメルテンスだが、そのような素振りは見せず、落ち着いてケニンを観察していたようにも見えた。24歳という若さだが、2017年頃からはトップ50をキープ。常にトッププレーヤーと争っているからこそ、その場で冷静に対処できたのかもしれない。

次の対戦相手はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)。2年連続の 準々決勝進出に喜びながらも「アザレンカは素晴らしい選手。前哨戦で優勝しているから本当に燃えている」と、次の試合をしっかりと見据えた。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)