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2020.09.08

大会情報

昨年準優勝のメドベデフがティアフォーに圧勝! <USオープン8日目>

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(c)Simon Bruty/USTA

ダニール・メドベデフ(ロシア)
6-4 6-1 6-0
フランシス・ティアフォー(アメリカ)

昨年のUSオープンであと一歩のところで優勝を逃したメドベデフが、USオープン8日目に登場。今大会の第3シードは、3試合ともストレート勝利。体力を温存して勝ち上がっている。
そのメドベデフの4回戦の相手となったのが、ノーシードから勝ち上がった世界ランキング82位、アメリカのティアフォーだ。

第1、2セットともに先にブレークしたメドベデフ。広い守備範囲を生かし、相手のミスを誘うプレーは今大会でも随一と言える。加えて、ティアフォーのサーブもまったく苦にせず、高い確率でポイントにつなげた。

2セットダウンとなったティアフォーは、活路を見出すため、スライスとトップスピンなど球種を打ち分け、揺さぶりにかかる。「いろいろテストしながらメドベデフに何が通用するのかを見る必要がある」とアメリカのコメンテーターは言うが、メドベデフはどれも受けて立ち、そのプレーの質は落ちない。
むしろ、メドベデフのショットの精度は上がっているようにも感じ、「高い軌道の回転量の多いショットを混ぜること」や「セカンドサービスでのサーブ&ボレー」などといったアイデアについて言及されたが、この日のメドベデフには何をやっても非情なまでに何も効かない。メドベデフに隙なし。わずか1時間37分の完勝で、ティアフォーはいいところなく、試合が終わってしまった。

(c)Simon Bruty/USTA
フランシス・ティアフォー (c)Simon Bruty/USTA

試合後のインタビューでメドベデフは、「早い段階でティアフォーのサービスゲームをブレークできたことで、リラックスして臨むことができた」とコメント。ここまで全試合ストレート勝ちを収めていることについても「好調を維持できている」と充実した大会が送れているとした。

また、次の対戦相手であり友人でもあるアンドレイ・ルブレフ(ロシア)との試合も「コート上では友達はいない。彼もそのことをわかっているし、良い試合となると思う」と、テニスではライバル関係になるとハッキリとした口調で答えた。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)