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2020.09.09

大会情報

キング夫人以来の快挙! ブレイディが大学出身選手でUSオープンベスト4入り<USオープン9日目>

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(c)Darren Carroll/USTA

ジェニファー・ブレイディ(アメリカ/第28シード)
6-3 6-2
ユリア・プチンツェワ(カザフスタン/第23シード)

同じ1995年生まれ(25歳)の対戦となったブレイディとプチンツェワ。これまでの2度対戦しており、プチンツェワの2勝。いずれもストレート勝ちを収めている。しかし、今回は異なる展開となる。

まず第1セット、4ゲーム連取したブレイディがリードを守り、プチンツェワから初めてセットを取る。
ブレイディのスタイルは、アグレッシブな攻めでウィナーとエラーの数がほぼ同じ。ポイントの出入りが多いテニスだ。だが、ブレークポイントなどの大事なポイントでも、自分のスタイルを突き通すパワフルなプレーにブレイディの強さが見える。第2セットでもそのプレーは変わらず。2-2から4ゲーム連続で奪取し、69分で準決勝進出を決めた。

試合後、ブレイディは、2018年にプチンツェワに負けている経験を踏まえ、「サーブやリターンに集中した。アグレッシブにできたことが良かったと思う」とコメント。
大学出身プレーヤーのUSオープンベスト4は、1974年のビリー・ジーン・キング氏以来のこと(グランドスラムでは2018年全豪オープンでバージニア大学出身のダニエル・コリンズ以来)。ちなみに、ブレイディはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に在籍していた2013-2014シーズンには、新人王を獲得。NCAA(全米大学選手権)でチームの優勝にも貢献している。

次の対戦は大坂なおみとロジャーズの勝者となる(その後、大坂なおみとの対戦が決定)が、「どっちが来てもタフな試合になるだろう」と答えた。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)