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2020.09.16

選手情報

【優勝会見】新GS王者ティエム「最大の好機は全仏にあると思っていたんだ」

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4度目のグランドスラム決勝でついにタイトルを獲得した、USオープン2020チャンピオンのドミニク・ティエム(オーストリア)。その優勝会見から、コメントを紹介していこう。

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「いつかメジャーで勝てるかもと思ったのは、全仏オープンで初めて準決勝に進出 (2016年大会。ベスト4)して、トップ10に入った時だ。その瞬間から夢見ていたものが、現実的になってきたと思った。

当時、最大のチャンスはクレーコート(全仏)にあると思っていたんだ。だけど、昨年の北京やウィーン(共にアウトドア・ハード)のタイトルを獲れて、素晴らしい舞台であるNitto ATPファイナルでプレーしたときに、どういうわけか、僕のプレーが、ハードコートに合っていることがわかってきた。

ニコ(ニコラス・マスーコーチ)と一緒にやってきていたことで、ハードコートでのプレーが改善されたこともある。多くのショットが、(ハードコートで)効果的なんだと認識するようになった。だから、今となってはUSオープンだけど、それまでベストなグランドスラムは(準優勝した)全豪オープンだった。

とは言え、どの大会がというのは、もはや関係ないよ。僕は、4大大会の一つの冠をすでに持っているんだからね(笑)

人生の目標に、すでに到達したよ。それは、僕がとても長い間、抱いていた夢だった。子供の時、僕がテニスを始めてからの夢だったんだ。それは遥か彼方にあるものと思っていた。だけど、そのトップに徐々に徐々に近づくことができている。

昔はそれこそ“いつか4大大会の一つを勝つことができたら…”と思っていた。そのために、たくさんの練習を積んできた。この勝利を味わうために、人生のほとんどを費やしてきたんだ。

そして、今、僕はそれをやり遂げた。非常に大きな成果だと思っている。もちろん、僕だけなく、チームのみんな、家族全員のものでもある。この優勝は、彼らが僕にしてくれたことの恩返しだと思っている」

ついに掴んだグランドスラム・タイトルの座、1つ目を獲れたことでプレッシャーも薄れることは間違いない。全仏オープン以降の活躍がさらに楽しみである。

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Photo by Takeo Tanuma