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2018.04.27

メーカーズボイス

いまだプロ使用率No.1の「BLADE」ライン 「DUOシリーズ」との相性を試打テスト!

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テニスクラシック編集部が話題の「BLADE」ライン 「DUOシリーズ」を試打リポート!

ウイルソン契約プレイヤーの中で、最も使用率が高いモデルは何かご存じだろうか? それはフェデラーやディミトロフが使うPRO STAFFでもなく、錦織圭やS.ハレプが使うBURNでもない。BLADEなのだ。ラオニッチ、ゴフィン、カチャノフ、ウィリアムズ姉妹、オスタペンコ・・・、あまたのプレイヤーが、BLADEを武器としている。つまり、それだけプロにとって魅力あるラケットということだ。



それでは、プロたちはBLADEの何を気に入っているのか?
それは「柔らかさ」「パワー」「しなり」の三拍子がそろっているという点だろう。「柔らかさ」「パワー」に関しては、シリーズを通して受け繋がれている「X LOOP(エックス・ループ)」が、独得の飛び、パワーを生み出している。これはボックス形状とラウンド形状の双方の特徴を兼ね備えたフレーム(断面は、かまぼこ型)を、ヘッド部とシャフト部で変転させたもので、スイング時にシャフト部はしなり、フェイス部ではひねりを発生させて、インパクト時にそれらを一気に復元させる。そうして、パワーとソフトなフィーリングを生み出しているわけだ。



「しなり」に関しては、ウイルソンでNo.1の数値(ウイルソンのスウィング・インデックスで言うと7.0)という代物だけに文句はない。「しなり」を使えることができれば、打球は安定する。しかし、そのためには一定以上のスイング速度が必要となる。では、スイングが遅かったら使えないのか? そんなことはない。少なからず、ラケットはしなりを生む。加えてX LOOPが生み出すパワー、特別な打球感はほかのラインナップでは生み出せない各別なものだ。
改めて「BLADE」シリーズの魅力を再確認したい! ということで、今回は新発売のDUOシリーズ3セットを張って、テニクラ試打隊が皆様に代わって試打を実施。本音で語ります!
※使用ラケットは、BLADE 98(16x19)。テンションは48。



テニスクラシック編集部(広)

BLADEの特徴と「DUO POWER」がマッチ
適度な飛び、スピンで極上な打球が打てる!

BLADEというと個人的には、マイルドな打球感が印象的。その一つの特徴である「しなり」だが、もちろん十分に使えるほどのスイング速度はない。ごく普通の一般プレイヤーが、BLADEでストリングをいじったらどうなるか? ということで読んでいただきたい。



まず打ったのは「DUO CONTROL」。ファーストインプレッションは、弾きが抑えめということ。というのは、思った以上にスピンがかかるからでもある。これがBLADEの「X LOOP」の機能なのか、球持ちがかなりよく感じた。掴んでくれるからコントロールもよくなるし、スピンもかかる。順回転もいいのだが、特によかったのはスライスだ。特にフラットに近い面で当てる攻撃的なスライスを打つと、糸を引くようにツツーっと滑っていく。これも球持ちの良さが生み出す利点だろう。非常に好印象を持った(ボレーが非常に打ちやすかったのも追記)。
ところが、「DUO POWER」を使ってみたら、さらにイイ!
「DUO CONTROL」同様に、アルパワーの飛びはNXTとの組み合わせで多少緩和され、打球感がかなりマイルドになっている。ボールをつぶせるほどのスイング速度がなくても、ボールを掴む時間を増やしてくれて(「DUO CONTROL」より球持ちが良く感じた)、かつ飛んでくれるわけだから、テニスが簡単に感じる。元々スピンをかけすぎる性質。だから、飛んでくれるので、打っていて楽しくなるようなボールが飛んでくれる。というわけで、BLADEユーザーであれば、個人的にはこの「DUO POWER」を使ってみてほしいと思った。



もう一つの「DUO FEEL」だが、フィーリング重視の私なので打球感は快感モノだ。BLADEのソフトフィーリングと相まって、エレメント×NXTはポリ×ナイロンという組み合わせが、まるでナイロン×ナイロンかのような柔らかさとなる。恐らくポリに抵抗がある人は、その硬さを気にしているはず。それならば、ぜひこの組み合わせを試してみてほしい。「え?これポリなの?」と疑いたくなるほどソフトである。それでいて、ポリの飛び、パワーが生かせるのだから、デメリットはない。スピンもしっかりかかる。タッチ感覚を生かすことを考えると、ボレーが多くなるダブルスをプレーする人は「DUO FEEL」がいいのではないだろうか?
というわけで、BLADEの優勝セッティングは「DUO POWER」!! これならBLADEの「柔らかさ」「パワー」「しなり」を助長してくれる。一般プレイヤーの方に、超オススメです。

テニスクラシック編集部(川)

「DUO POWER」との相性も捨てがたいが
個人的には「DUO CONTROL」が好き‼

今回はBLADE 98(16x19)を試打。3種類のストリングを打ってみて、まず感じたのは、しっかり振っていった時のしなり。ホールド感があって弾いてくれて、スピンもかかる。それは何よりもの魅力と感じた。というのも、個人的には6、7割の力で余裕あるスイングをしてプレーをしたい。それくらいの力で打っても飛んでくれて、適度にスピンがかかってくれれば、ボールスピードや深さも考えた勝負ができる。



まず打ったのは「DUO POWER」。打球感は少し硬め。しかし、スイングを速めることで、いいボールが飛んでいった。トップスピンというよりは厚めでフラット系のボールを打つと、かなり気持ちいい。そういった持ち球の人が打つと、よりラケットとストリングの良さを感じることができると思う。ただ、僕にとっては少し硬め。その点で、個人的にNo.1のセッティングは「DUO CONTROL」だ。ボールの弾き、ホールド感はアルパワーと比較して、より感じることができた。6、7割の力で打っても飛んでいってくれ、スピンが適度にかかり、しっかり深いボールを打つこともできる(スライスの乗りもすごくいい)。一方でボレーや相手の強打を打ち返す際に、ボールを抑えきれず、飛びすぎてしまう部分もあった。



そして「DUO FEEL」。ほかの2本と比べると明らかに柔らかいため、タッチはより繊細に感じる。BLADE 98(16x19)の柔らかさと相まって、その打球感は気持ちいい。パワー、スピンでは他のDUOシリーズには劣るものの、ダブルス中心のプレイヤーや、とにかく楽しくテニスをしたりする人にはぴったりの組み合わせだと思う。
BLADE 98(16x19)の性能を引き出すためにはどうすべきか? 個人的には「DUO CONTROL」が一番合っていると感じた。

BLADE 98


BLADE 98 16x19 CV – BLACK EDITION
¥37,000(税抜き)
フェイス面積: 98sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 304g
Av.バランス: 32.5cm
フレーム厚: 21.0mm
グリップ・サイズ: G2, G3
ストリング・パターン: 16x19
適正テンション: 50-60p
※2018年3月発売


BLADE 98 16x19 CV
¥37,000(税抜き)
フェイス面積: 98sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 304g
Av.バランス: 32.5cm
フレーム厚: 21.0mm
グリップ・サイズ: G2,G3
ストリング・パターン: 16x19
適正テンション: 50-60p
※2016年12月発売


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